プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

中島淳彦「おとうふ」

2021-08-31 11:04:07 | 日記
下北沢OFF•OFF シアターで上演中の「おとうふ」です。
一昨年亡くなられた中島淳彦さんの作品。
笑い屋のおばさん達を主人公にしたお話です。

テレビ局の待合室。
収録が遅れ、笑い屋のおばさん達が、少しイラついていると
ADが説明にくる。
「タレントの入りが遅れて、収録が押します」
仕方なく待つおばさん達。
そこへ、1人の女性。
最近、事務所に所属したばかりで、今日が初仕事だという柿本さん。
つい先月、離婚したばかり。
おばさん達は、興味津々。
別れた夫は、放送作家目指していたのだが挫折。

この女性を中心に物語は進んでいき、
ラストには、悲惨な出来事が!

「おとうふ」というタイトル。
途中、おばさん達が、待ち時間に用意されたお弁当を食べる場面がある。
そこで、弁当の中に入っている高野豆腐を食べるのですが
そこまで重要なシーンとは思えない。
この作品、再演を重ねるうち、少しずつ手を加えたということですが
その過程のなかで、全体像も変わったのかもしれません。
とはいえ、なかなか面白いお芝居でした。

クドカン&のん&村上虹郎 「大パルコ人」

2021-08-30 08:33:26 | 日記
PARCO劇場で、今日千秋楽を迎える
「大パルコ人4 愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」
です

クドカン作•演出で、2009年から続く「ロックオペラ」シリーズの第4弾。
5年ぶりの新作ということ。

主演は、のんと村上虹郎。
その他、藤井隆 三宅弘城 荒川良々 伊勢志摩 クドカンらの出演です。

舞台は、2055年の渋谷。
11年前の戦争で、すっかり様変わりしてしまっている。
現れたのが、NON。
かつて「全否定」というバンドを組んでいたお爺ちゃんを捜しに来た。
そこで、にじろーに出会う。
実は、2人は超能力者。
NONはテレパシーを使えるが、その時変顔になる。
にじろーは、予知能力を持つが、使うと屁が出る。
2人の前に現れたのが、音楽プロデューサーの大江三千里(藤井)
なにやら怪しい人物だが、2人は、この男の思惑を阻止して、
世界を救えるでしょうか。
というお話。

のんが、ギターを弾いたり、歌ったり、変顔したりと大活躍。
事務所トラブルなので、活躍の場が少ない状況が続いていますが
とても、もったいない話だと思います。

福田悠太&和田琢磨&谷村美月「アンダースタディ」

2021-08-29 08:40:59 | 日記
池袋のシアターウェストで、今日千秋楽を迎える「アンダースタディ」です。
3人の男女を巡るお話。

ブロードウェイで上演されている芝居のアンダースタディに応募したハリー(福田)
その役を本役で演じているジェイク(和田)
そして、舞台監督のロクサーヌ(谷村)
の3人。

お芝居は、発見されたカフカの幻の戯曲。
ジェイクと気まぐれな超大物スターとの2人芝居。
いつ超大物スターが降板するか分からない。
その時は、ジェイクが役替わりして、ジェイクの役を新しい役者に
演じさせる。
そのための代役稽古だった。

応募してきたハリーの姿を見て驚くロクサーヌ。
実は、この2人 結婚するはずだったのが、式の当日
ハリーは姿を消してしまったのだ。
そして、今日再会した。

稽古中に、ジェイクにもたらされたのは、次の映画の出演がポシャってしまったという現実。
その裏では、超大物スターが、暗躍していたらしい。

やがて、稽古はラストシーンを迎える。
3人は•••
というお話。

カフカの芝居に擬えてのセリフの応酬など
なかなか迫力がある作品でした。
シアターウェストという空間も、
この芝居には、合っていたと思います。





スタジオジブリ「風立ちぬ」

2021-08-28 08:40:42 | 日記
今週も、ジブリ作品楽しみました。
3週連続 暑いし、感染怖いし•••
会社は在宅ですし、出かける気力が湧きません。
エアコンつけながら、のんびりテレビ楽しんでいました。

過去2週とは違って、「風立ちぬ」は、ロードショー公開の時に観ていました。
零戦の設計者•堀越二郎をモデルにしたお話。
といっても、内容は、ほとんど覚えていなかったのですが
改めて観ると、二郎とその妻•菜穂子の物語が印象に残りました。

関東大震災当日、出会った2人。
が、その後会うことはないまま、月日は過ぎていきます。
社会人となり、飛行機の設計者として働く二郎ですが
最初に設計したものは失敗。
軽井沢に静養に行きます。
そこで、2人は再会。
恋に落ちます。
が、菜穂子は、結核に冒されていて、母親も同じ病で亡くなっている。
それでも、二郎はプロポーズ。
新たな戦闘機の設計に挑む二郎を菜穂子は励ましていく。

この映画のコピーは「生きねば」だそう。
若い二人の姿に、その気持ちが、きっちり反映されていました。

高橋颯 「ジェイミー」

2021-08-27 08:41:51 | 日記
東京建物brillia Hallで上演中の「ジェイミー」です。
実際にあったお話をミュージカル化したもの。
ウェストエンドの大ヒット作で日本初演。
主役のジェイミー 彼を支えるクラスメイトのプリティはWキャスト,
私が観た日は、
ジェイミー 高橋颯
プリティ  山口乃之華
でした。

16才の高校生•ジェイミー。
彼の夢は、ドラァグクイーンになること。
そして、高校のプロムに、本来の自分らしい姿で出席することでした。
彼の夢を応援する母親のマーガレット(安蘭けい)と、その友人のレイ(保坂知寿)
一方、離婚した父親(今井清隆)は、そんな息子を恥じていますが
マーガレットは、その事実を隠している。
学校でも、先生や、クラスのボス的存在•ディーンは、一切、彼を認めようとしないが
イスラム系のプリティは、彼を理解している。
そんな時、ジェイミーは、伝説のドラァグクイーンのロコ•シャネル(石川禅)に出会う。
そして、いよいよプロムの日が•••
というお話。

定型のお話ではありますが、よく出来ていました。
実力派メンバーが揃っているだけに、楽曲も映える。
私のお気に入りは、ロコ•シャネルが歌う
「Over The Top」でした。