小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

『教室はまちがうところだ』

2008-04-05 | 
 埼玉県の志木・新座・朝霞・和光4市で購読されている読売新聞に、毎月5日に折り込まれる「スマイルよみうり」という地域情報紙があります。
 この地域情報紙の読者には子供がいるお母さんが多いのだそうです。朝霞市などは少子化とは無縁のようで、就学児童の数も多い。そこで紙面をリニューアルしたこの4月から、児童書を紹介する欄が設けられたのです。 
 
 その児童書評欄を私が担当することになりました。400字にも満たない文量なので、毎回突っ込んだ紹介はできませんが、4月号は子どもの未来社発行の詩の絵本『教室はまちがうところだ』を紹介しました。この詩の絵本、9万部のベストセラーだそうですよ。
 以下、掲載文ですが、特に先生方に読んで頂きたい本です。

『教室はまちがうところだ』
蒔田晋治・作/長谷川知子・絵/子どもの未来社 1,575円

 間違えて赤面したこと、失敗して悔んだこと、だれにでもひとつやふたつ、そんな経験があることだろう。この詩の絵本には、それを恐れずに自分を発現しようよというエールが詰まっている。
 40年にわたる教師生活を送り、教室はのびのびと自分を表現できる場であってほしいという作者の願いが、まっすぐに伝わる秀逸な作品だ。「まちがうことがなぜわるい まちがってることわかればよ 人が言おうが言うまいが おらあ自分であらためる」。何ともグッとくるセンテンスである。
 この気づきこそ、子どもたちの成長の一歩であり、その気づきを待つゆとりこそ、親御さんや先生方に求められていることではないだろうか。社会が大人にとっての教室だとすれば、この詩は社会人一年生にとっても、心の処方箋になるものと思う。子どもたちと一緒に、大きな声で音読してほしい一冊である。
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お散歩仲間のラブちゃん

2008-04-05 | 犬&猫との暮らし
 休日になると、ときどき会うラブちゃん。今日久しぶりに会ったのですが、グランドに私たちを見つけて一目散に走り始めた瞬間、お父さんが「ラブ、待て!座れ」と声をかけると、ピタッと止まり、シャキッとお座り。微動だにせず、ちゃんと座ってこちらを見ていました。

 感動的でした。

 なんたって1~2歳のときのラブちゃんは、招呼の声も制止の声もどこ吹く風で、野球場が4面取れる広いグランドを縦横無尽に突っ走り、お母さんを困らせていたのですから。見ている私の方が「つかまるだろうか…」とハラハラしながら、グランドを後にしたことも多々ありました。

 初めのころは、ラブちゃんのお母さんがあまりにも愛らしい感じだったので、高校生くらいにしか見えず、多分ラブちゃんは彼女を下に見ていて、言うことを聞かないのかしらと思っていたくらい。

 しばらくして優しく頼もしそうな男性と2人でラブちゃんの散歩に来たので、ラブちゃんを連れてくる女性が高校生ではなく、れっきとした(?)ラブちゃんのボスで、ご夫婦でラブちゃんを可愛がっていることを知ったのでした。

 本当に、ハラハラドキドキさせられるラブちゃんの突っ走りぶりだったのです。だから、久しぶりに会ったラブちゃんの凛とした態度に驚いてしまいました。

 ラブちゃんは4歳。仔犬の時、ラブラドールだといって譲られたそうです。確かにイエローラブの色と毛並みです。ところが、やがて垂れていた耳が立ち、体型的にもスリムに成長していきます。ご主人曰く「ラブラドールとのミックスのようです」。
 
 まっ、飼い始めたら犬種がなんであれ、可愛いし、おもしろい! 
 うちの中で飼っていれば、いろいろなものが壊され、すべてが悪戯の対象になり、落ち着くまではそりゃもう、怒りやら、嘆きやら、うんざりやら、ありとあらゆる感情を発現させてくれるわけですが、落ち着いてきて、あまりベタベタしてくれなくなったら、それはそれで淋しく思ったり…。

 大人になって、ラブちゃんがあまりベタベタしなくなったので、ラブちゃんのお母さんなど、大人になっても相変わらず幼稚でベタベタするブナをたいそう気に入ってくれ、グランドではいつもベタベタしてくれます。
 私としては、調子に乗ってベタベタ、ごろごろ、ワシワシするブナに、赤面…なのですが。

 ラブちゃんはグレイハウンドやピンシャーのようにすばしっこくて、ラブちゃんが走り出したら、うちの3頭はだれ一人として追いつくことができません。なので、みなが戯れている写真を撮りたかったのに、結局、ひとっ走りを終えて休憩中のラブちゃんしか、写メに収められませんでした。

 今度はみんなで遊んでいるところを、ぜひ写真に収めたいなあ。

 
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