ゴナちゃんは妹に飼われているワンコです。かつて動物用製薬会社ブルー十字が倒産し、飼育していた犬・猫をほっぽらかして、幹部が姿を消してしまうという事件がありました。ゴナはブルー十字で、血液採取用に飼われていた犬です。
●ブルー十字倒産時の悲惨な実態は、下記のサイトで確認できます。
http://www.geocities.jp/la_cioccolato/blue_cross.htm
北陸の動物愛護団体の手によって里親探しが始まり、審査の結果、里親を希望していた妹たちのところにやってきたのです。クレート育ちで、おそらくクレートから出たこともなかったであろうゴナの生活ぶりは、狭い行動半径と、人が怖くて仕方ないビクビク人生(犬生)でした。
お散歩なんて、怖くてできないし、したくないというゴナ。妹の相棒は「ああ、散歩する犬がうらやましい」などという始末。
年に一度必ず外に出るのは狂犬病予防接種。そのほかは何度がキャンプに連れて行ってもらいますが、たいてい車の中でじっとしていて、野外生活を謳歌することはありません。
妹の家に来て10年、やっぱりお散歩イヤイヤ犬なんです。