流浪の雑誌『カヌーライフ』…。(といっても、読者の皆さんにはあまり関係ないことですが。)
本日4月10日に無事発売されました。
全国唯一のカヌー専門誌である『カヌーライフ』を創刊したのは、残念なことに昨年12月に倒産してしまった中堅出版社山海堂。山海堂で発行している間に編集長が、創刊当初から携わっていた藤原尚雄さんから加藤康一さんに変わり、再び藤原さんが返り咲いたと思ったら数号で『カヌーライフ』は身売りされ、版元が創工社という広告代理店になったのでした。
創工社はもともと出版を志していた会社ではなかったので、編集部との足並みも揃わず、藤原さんが編集長を退任。カヌーの雑誌はその専門性から、そうそうまとめられる人がいないのですね。そこで再び編集長が加藤さんへバトンタッチ。
と、加藤さんが編集長になって2年。創工社が雑誌の出版に嫌気がさしてしまったらしく、「もう休刊にしたい」ということになったので、編集を手伝っていた私も編集後記に「お世話になりました。さようなら」と書いたところ、最終号の出張校正をしている最中に、(えい)出版が商標を買い取り、出版を継続するということに…。
ちなみに、この出版、レトリバーの専門誌『RETRIEVER』を発行している版元です。あの雑誌もすぐに終わっちゃうんじゃなかろうかと心配していたら、もうvol.50です。カヌー人口よりレトリバーの飼い主のほうが多かったりして…。
話を戻しましょう。『カヌーライフ』の前身である『カヌージャーナル』の創刊から関わっており、一度は『カヌーライフ』から遠ざかっていたものの、私にとって、やはり唯一の専門誌がなくなることは、「業界の損失!」とまで大袈裟ながら考えてきたので、加藤さんにしろ藤原さんにしろ、とにかくカヌーのこと、川のこと、海のこと、カヌーに関わるさまざまなのことを知っている優秀な編集人が続けてくれれば!と願ってやみませんでした。
なので、創工社で加藤さんが編集長をしていた2年間は、編集人の欄に「Editor in chief 加藤康一」と「Editor 私」の2名しか記載されない状況で、情報ページや連載ページの編集等、裏方的な部分を担当させてもらっていたのでした。
版元が出版に移ったら、さすがにもう私の出る幕はないと思っていたのに、編集スタッフの中に旧知の編集者がいて、急きょ版元になってネタ集めもままならない状態だった彼が、情報関係のページに手を貸してくれないかと言うことで、少しだけ手伝うことに…。
創工社で発行していた時、連載を持っていたライターやジャーナリストの方も再び登場しているし(もちろんすべての方ではなく、続けて欲しかった連載で残らなかったものもありますが)、かつての編集長だった加藤さんも藤原さんもページを持っているし、リバーセイフティに警鐘を鳴らし続ける森下洋行さんやスラローム競技に精通している高橋芳彦さんなどなど、長くカヌーの取材・執筆に関わってきた最強(?)のメンバーが顔を揃えているので、デザインはともかく(だって、私が絶大な信頼を寄せているブック・デザイナーの善養寺さんがアートディレクターじゃないんだもの!)、きっと読み応えのあるものになっていると思います。
とにかく長年の読者の皆さんも、メーカー、ショップ関係の方々も、とりあえずは唯一の専門誌が休刊(ってことは、ほぼ廃刊ですもんね)にならずに、よかったと思っていることでしょう。よかった、よかった。
次号は7月25日発売のようです。残念なことに今までのように季刊ではなく、春・夏のハイシーズンのみの発行のようですが、なにはともあれ、続くだけよかった。編集スタッフのどびー、がんばってください!
本日4月10日に無事発売されました。
全国唯一のカヌー専門誌である『カヌーライフ』を創刊したのは、残念なことに昨年12月に倒産してしまった中堅出版社山海堂。山海堂で発行している間に編集長が、創刊当初から携わっていた藤原尚雄さんから加藤康一さんに変わり、再び藤原さんが返り咲いたと思ったら数号で『カヌーライフ』は身売りされ、版元が創工社という広告代理店になったのでした。
創工社はもともと出版を志していた会社ではなかったので、編集部との足並みも揃わず、藤原さんが編集長を退任。カヌーの雑誌はその専門性から、そうそうまとめられる人がいないのですね。そこで再び編集長が加藤さんへバトンタッチ。
と、加藤さんが編集長になって2年。創工社が雑誌の出版に嫌気がさしてしまったらしく、「もう休刊にしたい」ということになったので、編集を手伝っていた私も編集後記に「お世話になりました。さようなら」と書いたところ、最終号の出張校正をしている最中に、(えい)出版が商標を買い取り、出版を継続するということに…。
ちなみに、この出版、レトリバーの専門誌『RETRIEVER』を発行している版元です。あの雑誌もすぐに終わっちゃうんじゃなかろうかと心配していたら、もうvol.50です。カヌー人口よりレトリバーの飼い主のほうが多かったりして…。
話を戻しましょう。『カヌーライフ』の前身である『カヌージャーナル』の創刊から関わっており、一度は『カヌーライフ』から遠ざかっていたものの、私にとって、やはり唯一の専門誌がなくなることは、「業界の損失!」とまで大袈裟ながら考えてきたので、加藤さんにしろ藤原さんにしろ、とにかくカヌーのこと、川のこと、海のこと、カヌーに関わるさまざまなのことを知っている優秀な編集人が続けてくれれば!と願ってやみませんでした。
なので、創工社で加藤さんが編集長をしていた2年間は、編集人の欄に「Editor in chief 加藤康一」と「Editor 私」の2名しか記載されない状況で、情報ページや連載ページの編集等、裏方的な部分を担当させてもらっていたのでした。
版元が出版に移ったら、さすがにもう私の出る幕はないと思っていたのに、編集スタッフの中に旧知の編集者がいて、急きょ版元になってネタ集めもままならない状態だった彼が、情報関係のページに手を貸してくれないかと言うことで、少しだけ手伝うことに…。
創工社で発行していた時、連載を持っていたライターやジャーナリストの方も再び登場しているし(もちろんすべての方ではなく、続けて欲しかった連載で残らなかったものもありますが)、かつての編集長だった加藤さんも藤原さんもページを持っているし、リバーセイフティに警鐘を鳴らし続ける森下洋行さんやスラローム競技に精通している高橋芳彦さんなどなど、長くカヌーの取材・執筆に関わってきた最強(?)のメンバーが顔を揃えているので、デザインはともかく(だって、私が絶大な信頼を寄せているブック・デザイナーの善養寺さんがアートディレクターじゃないんだもの!)、きっと読み応えのあるものになっていると思います。
とにかく長年の読者の皆さんも、メーカー、ショップ関係の方々も、とりあえずは唯一の専門誌が休刊(ってことは、ほぼ廃刊ですもんね)にならずに、よかったと思っていることでしょう。よかった、よかった。
次号は7月25日発売のようです。残念なことに今までのように季刊ではなく、春・夏のハイシーズンのみの発行のようですが、なにはともあれ、続くだけよかった。編集スタッフのどびー、がんばってください!