小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ハンナ、頑張って

2009-11-23 | 犬&猫との暮らし

 腎臓病のハンナは、和光の病院で「年内くらいの余命」と言われ、毎日点滴に通っていたそうです。点滴もハイスピードでされるし、動物保険の相談をした際、かなりキツイことを言われ、飼い主の久美子さんがめげてしまい、ペットの腎臓病治療にも力を注いでいる(なんといっても、院長先生が人工透析患者なので、腎臓病には詳しいらしい)笹塚の病院へ。

 和光へ点滴に通わなくなったら、ハンナが少し元気を取り戻したというので、お見舞いに行こうかと思っていたのですが、来客に舞い上がってハンナが疲れてもいけないと考え、思いとどまっていました。

 すると、笹塚の先生が「はしゃいだり、喜んだりすれば、免疫力がアップするから、ほかの人に可愛がってもらうことはいいことですよ。そのあとにしっかり休ませてあげれば、問題ないですよ」と話してくれたとのこと。

 人間だってガンや高血圧、糖尿病にも「笑うこと」が有効とされています。「喜び」や「笑い」は効果的な免疫療法のひとつだものね。

 そこで、昨日の午後、ハンナに会いに行ってきました。しっぽブンブン、ワンワン吠えて迎えてくれました。(あれ、歓迎だよね?)一見まったく病気のワンコには見えませんでした。

    

 でも、ちょっとはしゃぎすぎたのかな。「ワタシ、休憩します」という感じで横になってしまった。この写真は寝たきりの病人(病犬)のようですが、見た目はそんな重篤な様子ではありません。

 いっときぼーっとした感じになって、がくがくっとケイレンしたようになり、倒れてしまったことがあるそうです。
 
「最近、こういう症状が出るので、ぼーっとしたときに大声で呼ぶと、はっとして倒れ込まずに踏ん張るのだけど、そのままにしているとバタッと倒れちゃうことがあるの」と久美子さん。

 「食べる物も限られてきて、食べたそうにするからあげると食べない。これも腎臓病の特徴だそうだよ。腎臓病だと人もそうらしくて、贅沢病だといわれることもあるんだって」とダンナの達也さん。

 そうなのか。エサに薬やサプリメントを混ぜても、食べてくれないのでは困るなあ。

 「少しでも食べたから買ったのに、これも食べなくなったの。これも、あれも。丸薬なら喉に押し込めるけど、このサプリは顆粒だから、以前はエサに混ぜられたけど、今は無理。みんなにあげて。腎臓病じゃなくても、あげていいサプリだから」

 ということで、ハンナが食べないフードやおやつやサプリをしこたま頂いてしまった。
 「ネフガード協和」という顆粒のサプリは、体内の有害物質を吸着してウンチと一緒に排出させる、ヘルスカーボン(植物性の活性炭)を主体としたサプリでした。腎臓病の子なら、腎不全の進行をくい止め、腎不全に伴う諸症状の軽減が図れるらしい。

 帰宅して頂き物を袋から出しながら「うちの犬たちならまだ大喜びで食べるこのビスケットも、このおやつも、ハンナはもう食べたくないのか……」と思ったら、急激に哀しくなってきて、しゃくりあげて泣いてしまいました。

 ハンナ、まだ12歳だもの。トチの歳を目指して、病気とうまく付き合いながら頑張ってよ。お願い!

コメント (3)
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