さかなクンにインタビューしたとき
「私はボラの顔が一番好きです。正面から見るとすごく可愛い。ガッチョ(メゴチ、ネズミゴチ)の顔も好きですね」
と言ったら、さかなクンが
「ギョギョー! ボラの顔が好きだなんて、魚の可愛さをよく知っていますねー!」
と感嘆してくれ、私のノートをすくっと手に取り、ササササッーと描いてくれた絵。
正面から見たボラとガッチョの顔。
幼児の頃から絵を描くのが大好きで、初めはトラックばかり描いていたというさかなかクン。
「トラックを斜めから見ると、燃料タンクや何か分からなかったけれど、いろいろな部品が見えてカッコよかった。ライトは目のように見えて面白かったんですね。斜めから描くのが大好きだったんですよ~」
というようなことを言いながら、おまけにトラックも描いてくれた。
さかなクンは、絶滅したと思われていた秋田県田沢湖の固有種「 クニマス」が、山梨県の西湖で生存していたことを発見するきっかけになった話や、東京海洋大学准教授としての講義内容などを熱心に話してくれたのだけど、正直で素直で、本当に全身全霊、魚が大好きなのだ。魚への熱い気持ちも知識も半端じゃなかった。
さかなクンは、今、放射能による海洋汚染が進んでいること、内水面の魚にも影響が出ていることに哀しそうな表情を浮かべていた。
大変気持ちのよい青年(というほど、若くない?)でした。
ステロイド剤を減量して、あと3日投与することになったのだけど、どうもまだ前肢がもたつくブナ。
注文していた歩行介助用ハーネスは届いたのだけど、老犬になってころびそうになったとき、カラーで首が締めつけられないようにと、普通のハーネスも買ってあったのを思い出した。
ブナ、ハーネスでお散歩中
ガタガタの路面でつまづかないように、おとといからハーネスでお散歩。これで軽く吊り上げるように支えてやると、つまづいても顔を地面にぶつけないですむ。
足がもたついても散歩には行きたいんだよね。そうだよね、食べることと散歩が「命」だものね。あっ、あと寝ることもネ。
長く歩かせて足腰に負担をかけないよう、家の前の路地を行ったり来たりするだけ。それに付き合うクリが運動不足にならないように、一度2頭で家に戻ってブナだけ置いて、再びクリと周辺の散歩に出る。
しばらく河川敷に行っていない。早朝の心地よい川風に吹かれたいよね。また行けるようになるかしら。