小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

カヤの新たな問題

2013-11-27 | 犬&猫との暮らし

 ボッチは夜中に運動会に興じ、突然勢いよく走り回ったり、盛りがついた時のように大声で鳴いたりする。大声で鳴くのはいつものことで耳が遠いから仕方ないとは思うのだけど、それでも外にまで聞こえそうなほどの大声なので、夜中にそれをやられると睡眠が妨げられてちょっと辛い。

 短距離疾走と大声のために目を覚ますと、なんとなく漂ってくる臭い……。大きな声で「ウンチをしてすっきりしたよ~」と騒いで走り回っていたのだ。
 カヤもそれを知っている。ボッチが夜中に騒ぐと、そっと寝床を抜け出していく。私は慌てて起き出して、カヤより先にトイレのある部屋に直行し、ボッチがウンチをしていたら素早く片付けるようにしている。じゃないと、ボッチのウンチをカヤが食べてしまうからだ。

 そうなのです、なんとカヤはボッチのウンチを食べるようになってしまったのだ。先月のいつかは忘れたけれど、カヤがボッチのウンチを食べているのを目撃し、腰を抜かしそうになったのだった。クリにも食糞癖があったけれど、あ"あ"ー、カヤお前もか!って感じ。
 犬が自分のフンや猫のフンを食べることは知っていたので驚くことはないのだけど、やはり自分の犬にはしてほしくない。食糞しない犬もいるのだから。

 それからというもの、私が仕事をしていると、そばで寝ているとばかり思っていたカヤが、こっそり犬猫トイレ部屋に行っていることがある。自分の排泄とは別に犬猫トイレの部屋に行き、何かいいものが落ちていないか嗅ぎまわっているのだ。

 問題はボッチのウンチだけじゃない。これまで自分の食糞はしていなかったのだけど、ここへ来て(1週間ほどかな)自分のブツにまで手を伸ばす、いや、口を出すようになったのである。今朝は二度目の少しゆるい自分のウンチに口をつけた瞬間に現行犯逮捕であった。

 カヤ自身のウンチの変化には思い当たることがある。いつも鶏肉とかぼちゃ、芋類など野菜のすり下ろし煮をフードに混ぜてあげているのだが、ここ数日混ぜてやったスープにはニンジンも加わり、これまでと違うレシピだったのだ。おまけに昨夜のエサには亜麻仁オイルも添加したりして。
 ううむ、何かが未消化のまま排便されて、その匂いがカヤにとって「美味しそうだった」のかもしれないけれど、食糞が習慣化するのはいただけない。

 食糞にはさまざまな原因が考えられる。「1日1~2回の食餌であまりにも空腹のため、糞を食べて『自給自足』で補完しているのではないか説 」というのを読んだ時には爆笑してしまった。笑っている場合ではないのだが、ここでの「自給自足」という言葉にハマってしまったのだ。
 このほかにも運動不足説やら必要な消化酵素不足説、かまってもらいたい説、ビタミンK、ビタミンBの不足を補うための「リサイクル」説などなど、いろいろ挙げられていて原因の特定は不可能に近い。

 「現時点では犬が食糞する原因とメカニズムが解明されていませんので、食糞するすべての犬に100%の効果が期待できる治療方法は残念ながらありません」という一文に納得するしかない。100%の効果は無理にしても、一応あれこれ努力はしてみるつもり。まずはやはりフードの内容か。

 しかしなぁ、尿漏れに加えて、新たな問題に食糞が加わるとはねぇ。とにかく最大の予防策は排泄物を「すぐ片付けること」なので、夜中も聴覚と嗅覚にモノをいわせ、厭わず起き出してカヤより先に見回りをし、朝晩のカヤの排泄時にはくっついて行って目を光らせているのである。

          
                私の心配をよそにストーブの前でスヤスヤ。
                そんなに近くで寝ていると焦げるよ、カヤ

 トチ、ブナ、クリのように「したよ~」って教えに来てくれれば楽なんだけどなぁ。晩年のクリはボッチが排泄しても「してるよ~」って知らせてくれたっけ。パソコンを打っていると腕を盛んにつついて知らせてくれた、あの子たちの湿った鼻先が懐かしい。

コメント (2)
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