任期とは、特定の役職に就いた者に関する、その役職に就任する期間のことである。国会議員や市町村の議員も、通常、任期は4年である。年齢にもよるが、議員の仕事は激務だから、任期としては体力的に3期12年ぐらいが限界だと思う。
先日、地元の新聞に74歳になる町長が、5選の不出馬を表明した記事が載っていた。年齢からみて当然であろう。十勝の19市町村の長には、まだ女性がいないので、そろそろ十勝を変えるために女性が就任してほしい。個人的な見解だが、普通の人は75歳以上になれば選挙に立候補しない方が良い。確かに経験も大切だが、今のような停滞する日本を変える力は、若い人の力が必要だろう。
国会議員、知事、県議、市町村議員などをたくさん見てきたが、私利私欲に走り資質に欠けている人もいた。政治家は、国民や地域のためにその任務を全うして、一層良い国にしてほしい。日本の政治が三流と言われるのは、政治家が私利私欲で動き、国民のための政治をしていないからであろう。
旧統一教会の話を聞けば、聞くほどにうんざりしてくるが、政治が変わらなければ、日本の国は良くならないだろう。私にとって日本の国が良くなってもらえば、自民党や共産党でもどちらでも良いのである。
ところで、選挙の遊説中に銃殺されて死んだアメリカ民主党の大統領ケネディーは、キューバ危機など世界平和に貢献した人で国葬で行なわれたと記憶している。そこで思い出すのが、48歳で銃殺されたケネディー大統領の演説である。
『あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。わが同胞の世界の市民よ、アメリカがあなたのために何をしてくれるかではなく、われわれと共に人類の自由のために何ができるかを問おうではないか。(後略)』
この演説を読みながら、個人個人の役割を発揮することが、今の日本の難局を突破するために必要だと思っている。この難局とは、貧富の拡大を招いている“コロナ禍”“戦争”“地球温暖化”のことである。
「十勝の活性化を考える会」会員