11月2日(金)6年生は扇山登山に行ってきました。素晴らしい秋晴れの中,25人全員が参加しました。
まずは,梨ノ木平にある扇山管理委員会の管理小屋にて,扇山の役割や管理委員会の仕事,山の登り方などの話を聞きました。一軒の家庭が生活するのに0.5haの森林が必要だということや扇山は約300haなので600軒しかまかなえないことを知り,自然の大切さを学びました。
そして,午前9時半,扇山山頂を目指し,歩き始めました。始めは足取り軽く登っていましたが,進むにつれて次第に山の過酷さを体感していました。みんなで声をかけ合ったり,休憩をしたりしながら一歩ずつ歩みを進め,午前11時半,全員無事に山頂に到達することができました。「やっと着いた~」の一言の後,倒れて空を見上げる子どもたちの表情は,疲れた様子はもちろんですが,達成感を感じているのか,生き生きとしていました。
山頂ではさっそくお弁当タイムです。さっきまでの疲れはどこへ行ったのか,全員元気に食べていました。扇山管理委員さんからの温かいココアの差し入れも頂き,最高の昼食となりました。山頂の天気も最高で,富士山はもちろんのこと,東京の景色も良く見え,スカイツリーまで見ることができました。
午後1時過ぎ,山頂での活動を終え,下山を開始しました。下りは足腰に負担がかかるため,上りよりもペースが上がらず,休憩もこまめにとりました。午後2時半過ぎ,やっと管理小屋まで到着。子どもたちの疲れも大分たまっているようでしたが,帰りは学校まで歩きます。トイレ休憩を取り,帰路につきました。道が良くなったため,全員のペースも上がり,午後3時50分,無事に帰ってくることができました。ある子は6年間で一番大変だったと言う子もいました。その分,達成感や満足感が得られたと思います。充実した活動にできました。今日の学びを来週からの生活に生かし,今後も頑張っていきたいと思います。扇山管理委員会の皆様,ありがとうございました。(小林先生寄稿)