研究授業(5年算数)

2018年11月07日 | 学校生活

 

 11月7日(水)5年生の研究授業がありました。授業のねらいは「0点がある時の平均の得点の求め方を考えよう」です。原先生は,子どもたちの興味関心を高めようと,サッカーワールドカップの写真を見せました。日本が戦った4試合の結果を示して,得点の平均を考えさせようと工夫しました。子どもたちは,コロンビア戦など思い出しながら自分たちで考える,自力解決タイムに入りました。次に,班の中でお互いの考えを発表し合いました。最後に全体に自分たちの考えを発表します。3つのタイプの考えに分かれました。

 ともきさんからは,「得点合計6点÷4試合=1.5点です。でもサッカーには小数点の得点はありません。四捨五入すると増えてしまうので,切り捨てて1点だと思います。」としっかり自分の考えを伝えると,友だちから歓声が起こりました。次に,まなめさんからです「私は得点合計6点÷3=2点です。なぜなら,得点された試合は3試合で0点の試合は0なので入れないと思います。」と0点についての解釈をいれて発表してくれました。クラスからは拍手が送られました。最後になつみさんから「合計得点6点÷4試合=1.5点だと思います。平均は,合計を個数で割るので0点の試合も個数に入ると思います。」と発表してくれました。各発表に対する温かい拍手が印象的です。

 3つの異なる考え方が出てきたことに驚きました。0点の試合をどう扱うのか,サッカーの試合にはそもそも小数点の勝負なんてない。それぞれの説明に引き込まれてしまいました。原先生が答えを発表すると正解チームは大喜びでした。今日の学習のまとめとして,ノートに「平均を求めるときは,0点の試合もふくめて考えます。サッカーの得点のように,小数で表せないものも,平均では小数で表すことがあります。」とまとめ授業を終わりました。お互いの考えから学び合うよい授業でした。

おまけ  授業が終わると,子どもたちは縄跳びを持って校庭に集合しました。今日は児童会による仲良しタイムです。縄跳びの個人とびに挑戦しました。写真の6人が5分をクリアーしました。素晴らしいですね。