10月30日(火)4年生の研究授業がありました。今日の算数の授業のねらいは「たし算の見積もりの仕方を考えよう。」です。
村松先生が出したのは写真です。「あっ3年生の時の遠足だ。500円にぎりしめて遠足のしおりに計算したよ。僕は499円で運がよかった。」子どもたちは1年前のイオンでの買い物を次々と思い出していきました。さあ,今日はたし算の見積もりについて考えます。どこで四捨五入しているのかを見てみよう。
子どもたちは,挑戦タイムの中で自分の力で3分間,問題を解きました。次に班になってお互いの考え方を交流しました。この後でジグソー方式という新しい方法で別の班の友だちと意見交換してからその意見を参考に自分たちの班の意見を全体に発表しました。4年生なりに①自分たちのおやつの買い物に近い方法②切り上げて大きく見積りすぎているお兄さん③小さく見積もり過ぎているお母さんに気付くことができました。
私たちは普段の生活の中で算数を活用しています。今日の授業は正しく買い物などで役立つ「見積り」です。遠足のおやつを500円買う時など,何度もカゴの中に入れたり出したりして考えます。食べたいものと予算の中で足りるかどうかという大事な概算を見積もるという方法について学習しました。
①目標とする金額に近づけたい場合(遠足など四捨五入で500円にしたい)
②手持ちの範囲で収めたい場合(財布に千円しかないから,切り上げて大きく見積もる)
③最低額を越えたい場合(千円以上の購入者にはポイントがつくから,切り捨てて小さく見積もる)
このように見積り方には,違いがあります。目的によってがい数の使い方を考えて選んで使うことが大切です。週末,子どもたちが買い物をするときに見積りの学習が活用できると素晴らしいですね。(電子マネーだから関係ないなんて言わず。残額を意識させ,その中でがい数を見積もることを意識させてみてください。)