いみしん新聞・常陸の国

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万能細胞の開発に戦略が無い・・

2007-12-10 10:02:00 | 世相・意見
人の皮膚から必要とする細胞に成長させる万能細胞性(人工多能性幹細胞=iPS細胞)を世界で初めてつくった・・
京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授グループが製法をより安全に改良したiPS細胞を得ることに成功した。
米科学誌ネイチャーバイオテクノロジー電子版は2007年11月30日付で発表したニュース。
   ・・・・・・・
今後の研究は欧米ほか国家間の開発競争は激烈になる。
米国は大統領命令で国家の専門家を総動員する予算と組織を作っている。
対抗意識をむき出しにした欧米諸国に対して日本の官僚国家は動かない。
これでは日本の優秀な科学者は活かされない。

京大の山中教授は12月8日東京へ無能な官僚と政治家へ重要性を説いて廻る。
予算も日本総合開発チームもまだ構想段階の始末である。
いかに日本の為政者と官僚が無能かが分かる。全く戦略性がなく論理的でない。
時の首相がいち早く声明を出して即必要とする多額の予算化を命じ直接京都大を視察して激励するのが筋だろう。
あべこべの現象で文部科学省から文部大臣へ報告あいさつと予算化のお願いをしている。
考え方がお粗末で竹槍で原爆に対抗して神風が吹くと宣伝した戦前の発想と変わらない。
これではこの分野も発明はしたが成果は外国へ持って行かれる結果になる。
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コメント
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