『機動戦士ガンダム』『銀河鉄道999』若年層からは『君の名は。』もランクイン!
「宇宙・星のアニメ」といえば?
3月30日、スカパーJSAT株式会社は「好きな宇宙・星に関するアニメ」というテーマで
調査したランキング結果を発表。
これは全国の15歳から69歳の男女1000名を対象としたアンケートを元にランキング化
したもので、「宇宙に関する意識調査2021」内でインターネット調査が行われた。
第5位は『機動戦士ガンダム』(17.8%)。
『ガンダム』は1979年から1980年にかけて日本サンライズによって制作された
ロボットアニメで、戦いの舞台が宇宙となっている。
初代『ガンダム』のストーリーは、増えすぎた人類が宇宙に移民し生活していたところ、
地球から最も遠くに位置するコロニー郡が「ジオン公国」と名乗り、地球連邦からの
独立を宣言するところからスタートする。主人公のアムロは、地球連邦軍の新兵器・
ガンダムに乗ってジオン公国軍のシャア・アズナブルをはじめとした敵たちとを戦いを
繰り広げる運命に身を投じることとなる。
『ガンダム』はシリーズも多く、現代に至るまで長く愛されてきた作品のためか、
30代以上の世代からの投票結果では、いずれも上位ベスト3にランクイン。
また、ファンは男性が圧倒的に多いようで、男性票のみだと全体の27.2%の票を
獲得していた。
第4位には20.6%で『ドラゴンボール』がランクイン。
男女の票をバランスよく集めたのが『ドラゴンボール』。主な舞台は地球だが、
地球人、サイヤ人、ナメック星人など多種多様な種族が登場し、そのバトルも
かなりスケールアップし宇宙規模の戦いに。作中では、大猿化した悟空を鎮める
ため、天下一武道会決勝戦にジャッキー・チュンとして出場した亀仙人が
「かめはめ波」で月を破壊するシーンも登場した。
なお『ドラゴンボール超』では、宇宙そのものは全部で12も存在するという
設定が明かされ話題を集めた。
今回のランキングでは、30代の世代別ランキングで1位となっていた。
■若年層からの支持を集めた『君の名は。』
第3位は、20.7%の人に選ばれた『君の名は。』だった。
『君の名は。』は、2016年に公開された新海誠監督によるSF作品で、東京に
暮らす青年と飛騨の山奥にある糸守町に住む少女の謎の入れ替わり現象と、地球に
接近する彗星をめぐるストーリー。繊細な色使いで描かれた空の描写が人気で、
特に彗星の落下シーンはその映像美が大きな注目を集めた。
また、同作品は日本における歴代興行収入ランキングで5位にランクインしている。
今回のランキングでは、特に若年層からの支持が厚く、10代・20代の世代別
ランキングでは1位を獲得していた。
第2位には『宇宙戦艦ヤマト』が(23.9%)選ばれた。
1974年に放送されたアニメで、地球の放射能汚染によって人類滅亡が目前に
迫る中、放射能除去装置を求めて宇宙戦艦「ヤマト」の乗組員が、はるか遠い
イスカンダル星を目指すというストーリーだ。
宇宙を戦艦が進んでいくというビジュアルや設定もインパクトが強く、今も
なおリメイク版などの関連作品が公開を控えているという長く愛される作品と
なっている。
『ヤマト』はアニメブームの先駆けともいわれ、アニメが子ども向けではなく
大人も楽しめるものだと認知されたきっかけとなった。世代別に見ると、60代
からは約半数となる49.4%の支持を得ていた。
■松本零士作品の名作が第1位に
堂々の第1位には、27.9%の得票率で『銀河鉄道999』が輝いた。
『銀河鉄道999』は1978年に放送されたアニメで、未来の世界が舞台と
なっている。ストーリーは、主人公の星野鉄郎が機械の体を手に入れるため、
謎の美女メーテルと銀河超特急999号で旅をするというもの。
人間の愚かさや経済格差などを機械と人間の対比で描いており、どこか
ノスタルジックな内容が人気の本作。特に40代と50代からの支持を多く集めた。
今回のランキングでは、宇宙や星がテーマとあって、SFをテーマとした
作品が多くランクインしていた。
また、同調査では「宇宙に行くときに一緒に来てくれたら心強いアニメキャラ」
のアンケート結果についても発表。ダントツの第1位に輝いたのは326票を
集めた『ドラえもん』のドラえもん。第2位には91票で『ドラゴンボール』の
孫悟空、第3位には17票で『宇宙兄弟』の南波六太がランクインした。
以降、15票で『鉄腕アトム』のアトム、11票で『名探偵コナン』の
江戸川コナン、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎が続くかたちとなった。
★JAXA、YAC他の機関がが組織して、東日本大震災後の子どもを元気にする
プログラムの一つとして「宇宙子どもワークショップキャラバン」が実施されました。
宇宙をテーマにした体験プログラムや工作教室、宇宙の専門家による講演や質問教室等
を組み合わせた内容で、2011年夏から秋にかけて被災地域の学校や避難所、近くの
大学等を中心に巡回しました。宇宙を活用した様々な教育プログラムや宇宙分野のホンモノ
体験、様々な映像コンテンツを活用し、多くの子どもたちに夢や希望を持ち続けることの
大切さを伝える活動を行いました。
管理人は、松本零士氏のイラスト入り専用キャラバンカーを運転し東北沿岸部の各地を
巡回しました。
松本零士氏のイラストは「銀河鉄道999」でした。子どもたちは「銀河鉄道999」
を知らなくて、もっぱら父兄が一緒に記念写真を撮っていたことを思い出しました。