6月4日の河北春秋
新型コロナウイルス禍に見舞われてから3年余り。2020年は大相撲の春場所が無観客
開催となり、夏場所は中止された。宮城県柴田町出身の歌人小池光さんは、無観客の違和感を
<観客のゐない相撲であるときも塩は撒くなりましろき塩を>と詠んでいる。
観客あってこその大相撲。無観客では力士が淡々と足元にまく塩の白さも妙に気になってしまう。
3年後の今、一番一番に熱い視線を注いで声援を送る人々の姿に、日常のありがたみを
感じずにはいられない。
小池光さん。75歳。宮城県柴田町出身。
2010年に妻、2018年に母、2020年には弟が死去した。
父とは小説家大池唯雄。本名は小池忠雄さん。
自分の本名は小池比加児(ひかる)。
弟は加保児(かおる)。
「源氏物語」の光源氏と薫の君からの命名だ。
小池忠雄さんは、1970年5月27日に死去。
柴田町の蓮華寺の小池家の墓地に埋葬されていた。
令和元年、小池家の墓地は埼玉県に改葬されている。
小池光さん - 星・宙・標石・之波太(しばた) (goo.ne.jp)