6月21日の河北新報 河北春秋から
夏至の日の今日の話題は、ガリレオ、ガッサンディ、シュワーベ、ボルフ・・・。
ガリレオ・ガリレイは、イタリアの自然哲学者、天文学者、数学者。
近代科学的な手法を樹立するのに多大な貢献をし、しばしば「近代科学の父」と呼ばれる。
また天文学分野での貢献を称えて「天文学の父」とも呼ばれる。
ピエール・ガッサンディは、フランスの物理学者・数学者・哲学者。
ハインリッヒ・シュワーベは、ドイツの天文学者である。太陽黒点が約11年の周期で増減する
こと(太陽活動周期)を発見したことで知られる。
マックス・ヴォルフは、ドイツの天文学者で、写真を使った天文学のパイオニアである。
天文の世界に名を残した偉人たちに連なる日本人女性がいる。
半世紀にわたり、太陽の黒点を観測し続けた小山ひさ子さん(1916~1997)である。
小山さんの「太陽黒点スケッチ群」は2022年、天文遺産に選ばれた。
小山ひさ子氏の太陽黒点スケッチ群 - 星・宙・標石・之波太(しばた) (goo.ne.jp)
「完全な曇りや雨の日はホッとする。一日中、空を気にせず済むから」。凍てつく冬も、
酷暑の夏も観測を欠かさなかった小山さんは生前、こう話していたという。