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柴田町の巨星・菊地真一さん 墜つ

2015-08-21 23:54:40 | 之波太:柴田
8月18日午後、柴田町内を走行中、道路脇に葬儀の案内看板に見慣れた名前がありました。
船岡西一丁目 菊地真一さんとあります。
この住所で菊地真一さんといえば、思い当たる人はあの方のみです。
本日、18時から通夜の儀がありました。
あいにくの雨降りですが、葬儀会館の駐車場は満車です、近くのスーパーの駐車場に駐車し
(ごめんなさい)、会館に向かいました。
会館で一番広い部屋も大勢の参列者で一杯でした。

会葬の御礼状

菩提寺は恵林寺で、菊地さんは寺の総代を務めていたという。
24年前に、住職さんが恵林寺に来たという。
住職の佐藤正明さんは元仙台市天文台の小石川正弘さんの弟さんです。
奥さんは、仙台市愛子の曹洞宗の安養寺の三男をを婿に迎えたということです。
奥さんは、管理人の職場の元部下の同級生という縁もあり一度挨拶に行ったことを思い出しました。

焼香が終わり、和尚さんの法話がありました。
和尚さんと菊地さんの関係、人となり、人柄、会をつくりトップにならす、二番目で会の盛り上げに
徹する、軌道にのったら、別の会を作るなどの話をしました。
この和尚さんの法話は初めてでした。なかなか話上手で聞きほれてしまうほどでした。

菊地さんは、多くの会に関わっています。
管理人は、福祉劇団「鶴亀」での思い出が一番です。

○ 福祉劇団鶴亀について
 福祉劇団「鶴亀」の劇団員が住む柴田町は、高齢社会に向け「保健、福祉、医療」の総合的な
連携と充実を図るため、平成三年に「寝たきり老人0(ゼロ)を目指して」をスローガンとした
高齢者サービス調整総合推進事業大会を開催した。
この大会の開催前に、柴田町ボランティア友の会では、次のようなことが話題となった。
最近、一般社会では横文字がはんらんしており、福祉分野も例外ではない。
ゴールドプランやホームヘルパー、ショートステイなどのカタカナ言葉が多く、せっかくの福祉
サービスを一番必要としている高齢者の人たちが理解できず、戸惑い、制度を利用しにくいのは
残念だということだった。
この話題がきっかけとなり、「誰でも目で見て理解できる」演劇という形を取り、その中でカタ
カナ言葉や福祉特有の言葉、サービスの利用方法などを説明してみたらどうだろうとの提案があった。
「楽しく、笑いながら理解を深めるには最適」と話しがまとまり、民生委員、ボランティア運営委員、
ボランティア実践者が中心に、素人劇団が結成された。

十年で延べ260回以上の公演
 一回だけの予定で、高齢者サービス調整総合推進事業大会で公演した結果、お年寄りや一般の人から、
「面白い、とても理解できた」との言葉を受けた。また、新聞、テレビなどで取り上げられたことから、
敬老会や各種福祉大会、小中学校のボランティア教室などへの公演依頼が相次いだ。
それから十年、劇団員の平均年齢が七十歳を超え、舞台を踏んだ経験が全くない素人たちが公演を
重ねるごとに工夫を凝らし、延べ二百六〇回を超える公演をこなしてきた。
中でも公演希望が多いのは、介護保健制度の利用方法や手順を劇中に織り込んだ「今、殿さま介護中」
である。この劇を上演する際には、公演を依頼した町の町長に出演をお願いし、その町が抱える問題点、
福祉の課題などをセリフとして舞台で話してもらっている。宮城県の浅野史郎知事が出演したこともあった。
ほかにも、地域づくり団体の全国研修交流会でナビゲーター役に挑むなど、活動の幅・機会はますます
広がっている。

 劇団員の合言葉は「二度とない人生、みんなと共に楽しく生きていきたい」である。
今後もこの言葉を胸に、身近な福祉問題や地域の出来事を劇にし、公演し続けたいと考えている。

 劇団の出し物は、主に「寝たきりになったお殿様」「おまかせ福ちゃん」「いま とのさま 介護中」の
3本立てだ。
脚本・演出は福祉問題に詳しい女性の町議会議員が担当。
団員は40歳代から86歳までの28人。
「寝たきりになったお殿様」のストーリーは、病などから床につくようになった殿様が、身の回りの
ことは一人でやろうと意地を張るが、一人ではできない。
周囲の介護が必要になる。家来たちに支えられて元気になった殿様が「みんなの助けがあったからこそ
元気になれた」と自覚する。
つまり、殿様を助けた家来たちは、家族や地域社会で取り組む福祉ケアを言い表している。
身近な福祉の問題を明るく、しかも本質を外さないように演じるのである。
また、大上段から振りかぶるのではなく、放言丸出しの庶民的なパロディー風の芸風が持ち味となっている。


殿様の格好が、菊地真一さん

この公演を見ていたら、菊地さんと目が合い、舞台に上げられ、介護の仕方をやってみるように
言われ、やったところ、要介護者の立場になっていないと怒られた思い出があります。

柴田町さくらの会では、南光通りに植樹をする時、お世話になりました。

平成4年、菊地さんが柴田町公民館長であったころ、「しばた その道 名人帳 上巻」を
作られました。管理人も名人の末席に名前を連ねています。



2年程前、町内会の先輩に柴田町の昔話を聞きたいと話したところ、菊地さんと一緒に飲みながら
お話を伺いました。


とのさま虎の巻 1.2 
含蓄のある内容が沢山ありました。
今年の正月、また一緒にやりたいと話していたところでした。

福祉劇団「鶴亀」HPから

2015.08.20

悲しみの 鶴亀

カテゴリ:監督のつぶやき

鶴亀の 殿様が 死亡しました。 

 熱い中 草刈で熱中症になり、救急車が来たときは乗らなかった。
 其の後平気で生活、NPOボランテア会の記念史を発行と 第1回開催
 それが 突然
       火曜日 死亡

今年の春、船岡西一丁目の菊池さん宅の角にある道路元標について伺ったのが最後の会話となりました。
合掌

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