昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

白亳寺

2008-05-18 | 歴史・文化遺産
まほろばの東の山並み、高円(たかまど)山の山麓に位置する白亳寺からの展望は、万葉集にもよく読みこまれた所で、古代の繁栄を偲ばせます。


いかにも鄙びた里山の風景です。手前の原生林を持つのは春日山で、その向こうには若草山が見える。





境内から奈良盆地を見渡せば、朧に霞んで興福寺の五重塔が見え、左に南円堂の八角屋根が見える。右端の四角の鉄筋の建物は奈良県庁である。






関西花の寺25カ寺霊場巡りが、平成5年に結成され朱印帳で回ります。関西一円で、本山をすべて避けて出来上がっている。


第18番は秋の萩、春の五色椿がよく知られている。
また、境内の逍遥路と宝物殿には阿弥陀如来や閻魔大王やその他6体の仏像は、いずれも平安鎌倉期のもので、国の重要文化財に指定されている。






現在5月だというのに、一輪だけ名残りの五色椿が咲いていた。赤と白とピンクの取り合わせの変化の花です。






隣りの八重白椿は数厘が花をつけていた。





境内の散策の道沿いには石仏が並んでいる。素朴な信仰を集めた野仏をここに集めたらしい。







あの世で三途の川を越すと、十人の裁判官の取り調べを受けます。その中のリーダーが閻魔大王です。






 お寺の境内には放生池とか浄土に繋がる池があります。また極楽浄土から地獄を覗く窓ですが、蜘蛛の糸を垂らしたりします。

金色の鯉が2尾泳いでいました。(新薬師寺にて)