昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

平城遷都1300年祭(東院庭園)

2010-05-20 | 歴史・文化遺産
 平城宮の貴族たちは、執務のあいた時に、別荘で休養したとも言われます。その別荘が、この東院庭園とも言われている。又、ここは藤原不比等の邸宅跡とも、また、皇太子の住む皇居を東宮と言う由縁だとも。 

 庭園も、役所に勤めている人の住宅のように、築地塀で囲まれています。

庭園(別荘)の入口です。



 これが実物大の築地塀です。50cmくらい粘土を積み上げて、10人くらいが粘土をつき固めて高さをすこしずつ、高くしたそうで、かなりの年月を費やしたそうです。

塀の切れ目から見えるのは、長屋王の邸宅跡に建設されたデパートです。今はスーパーになっている。



築地塀沿いに、かがり火のように花籠が並べてある。



庭園の配置図です。



州浜式の池の岸辺になっており、入江も岬もある池があり、回遊式庭園です。




隣りの神社の森を借景にして、緑の映える庭は、書院造の原点でしょう。



東南のコーナーに立てられた隅櫓は、鳳凰を頂上に乗せ、高台から庭を観賞した古人が偲ばれます。



回廊から、釣り糸でも垂らすと楽しいかも…。





東院は平城宮の四角の敷地から、飛び出して繋がる部分です。

 大極殿から歩くと10分ほどかかります。そこにハートフルカートがピストン運転しています。進むのは歩くよりも遅い。待合所にあった絵画に万葉集の和歌があった。