明日銀行員の友人が関西から来て、熱海でゴルフする予定なのだが、ATMの障害で支店に出ないといけないかもしれないのだと。彼は切符も買っているし、当然ゴルフ場も旅館も予約しているのだが、もし出勤しないといけないとなると、全部キャンセルである。いまのいまからキャンセルしても100%のキャンセル料が発生する。二人で約束しているので、キャンセルしたら、旅館はともかく一人でゴルフするわけにも行かないし。困っちゃうわ。
それにしても、休日に遊ぶために平日全力で仕事しているワシにはまったく理解できないような話である。会社の拙いシステムの都合でせっかくの休みもつぶされ、ATMでどれほど銀行に収益が出るのか知らないが、ほとんどは対金融当局と一般市民の便宜のためとしか思えない。そんなことにプライベートまで犠牲にして出勤させられるということである。利潤追求のために存在する私企業の人間が公共の都合のために私生活を犠牲にさせられることがどうも納得できない。代休があろうがなかろうがこの際関係ない。
公共の使命を帯びているから仕方がないのだろう。とはいえ公共の使命そのものの公務員が業務多忙でいきなり命じられて休日出勤するのを寡聞にしてきいたことがない。ATMのメンテナンスがどんな仕事なのかわからないが、こんなことでは社員は休日の予定も満足に確保できない。遊園地に行くのを楽しみにしている幼い子供を持つ若いお父さんもいるだろうに。ドラマの刑事じゃあるまいし。ある意味世界一過酷な職業である。ワシも休日出勤はよくするが、自分の知的興味欲求充足の部分があってからこそである。
こういう私生活の犠牲の代償として、ふた昔みい昔みたいに銀行員のステータスがあってそれ相応な報酬やボーナスが出るのならともかく・・・。いや、もうこの話はここまで。平泉成。でも、明日どうするかなあ。。。まいったなあ。