一日中、職場にいれば、腹の立つこともある。今日も何回かあった。何回あっても、その原因を考えると、腹の立つ要因には共通項がある。気持ちのいいこともある。これは、首尾よく仕事がうまく行ったというときよりも、自分の存在感が発揮できたときのほうが多い。そういう時に気分がいい。これはワシだけではないだろう。
腹の立つことは、その逆であることがほとんどだ。要するに、自分が存在感を発揮できなかったとき、軽んじられた時に腹が立つケースがほとんどだ。対外的には、自分の会社が軽んじられた時に腹が立つこともある。
整理すると、自分のプライドに関わることが気分を高揚させ、落ち込ませる。カーネギーデールの本には、feeling of importanceと書いてあった。まさにこれである。これを使えば、人心を掌握できるとデールはいうが、自分のコントロールもできそうな気がする。
自分のプライドに関して、気分が悪ければ能率が落ちるし、よければ、能率は上がる。だから、気分を悪くしないことが肝心で、一方で、気分を高めることができれば、仕事にはプラスになる。すなわち、いらっと来たときは、考え方を変えれば、取り除けるはずである。そして、自分のプライドを高めるような算段をすれば気分が乗るはずだ。そんなこと考えながら、また来週がんばるべし。