今日は高知県立美術館で
「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」
の映画を観てきました。
皆さんご存知のように、
ターシャは56歳の時にアメリカ、バーモント州の山奥に
移り住みます。そこで
飼っている鶏の卵で料理をし、
山羊の乳でバターやチーズを作り、
野菜、果物、ハーブを採取し、
布を織り、縫い物をし、ローソクを作り、
化粧水やクリームを手作りし、
その合間に絵を描いています。
映画を観終わってこの本を買いました。
この本の中から
私の心に響いたターシャの言葉を
載せてみました。(kADOKAWAより)
『わしは、庭が好きで好きでたまりません。
どうしょうもないくらい。
庭の世話をしているだけで満足です。
挿絵画家になっていなかったら、
種苗園を営んでいたかもしれないわ』
『庭を作るときに最も重視するのは、色です。
調和を考えて、合わない色は、すぐにほかへ移します。
最高品種のツツジでも、いい色じゃないのに平然としている
あつかましいのは、抜いて遠くに移したわ。
毒々しい赤のツツジがあるでしょう?
あの色は好きじゃないわ』
★本当に同感です。
『ワイルドフラワーガーデンは、
種を播いたあと、セスがローラーをかけたの。
というのは、わたしが歩いて踏んだところは、
野草がよく芽を出すことに気が付いたから。
ローラー理論を試してみたら、
それ以後、二度と種を播く必要がなくなったわ。』
★今度種を直播きした後、踏んでみようと思います。
この映画を観て気付いた方もいると思いますが
ターシャは平気で、裸足で庭を歩きます。
『霜が来そうな時はわかります。
裸足で歩くと、土の温度が下がっていることが
足に伝わってくるの。』
『庭の植物は全部好きよ。
それぞれに良さがあって、どれもかわいいわ』
★私も、「あなた可愛いよね」と、気が付いたら話しかけています。
ターシャの庭で気になった花は
フウロソウの仲間のノハラフウロ。
いいなぁこの花
『人生は短いわ、だから悩んでいる暇はないの』
★そうです。私もいつの間にか66歳。あっという間でした。
アイリスと呼応して紫の花をつける
ムラサキセンダイハギ。
★仙台萩、私も好きで植えています。
左側は春の忘れな草と水仙
右側は夏のシャクヤクやジギタリス。アイリスは花後の葉を楽しむそうです。
上の春と夏の写真は、下のピンクガーデンと
同じ場所です。
同じ場所で四季の花を楽しんでいます。
これって大変参考になりますよね。
私の芝gardenも、ターシャの庭のようにするのが
夢なのです。
それにしても
ターシャの庭では忘れな草が、良い仕事をしていますね。
私は、チューリップなどの引き立て役で、
点植えしていることが多いけれど・・・・
まとめ植えはインパクトが強くなっていいなぁと
気付きました。
私の庭は
最初の庭はブルーミントさん。
芝gardenはターシャ。
このお二人のガーデニングの神様の庭に
少しでも近づけるよう、頑張っているのですが・・・
でも
ターシャのあの庭も30年かかって
出来上がったもの
だから私も
マイライフワークとしてゆっくり
作り上げたいと思います。
そして
ターシャも言っていたけれど
亡き後は、自然にまかせるのが
自然だと思うのです。
今日も来てくださってありがとうございます。