高麗橘(こうらいたちばな)
「青き葉の添ふ橘の実の割かれ」 日野 草城
(花の歳時記より)
2.3日前頃に
NHKのローカルニュースで
「牧野植物園内の竹に花が咲いた」と
報じていました。
孟宗竹は67年の周期で
真竹は120年に一度咲くそうです。
これを見逃したらもう竹の花は見られないかも・・・
と思ったら居ても立っても居られなくなって
出かけました。
暖かいので紅葉しきれないでいるモミジ。
竹の生えている南園に向かう途中には
早くもバイカオウレンが
咲いていました。
このバイカオウレンの葉っぱが
牧野植物園のロゴマークになっています。
牧野博士はこのバイカオウレンを
こよなく愛していたそうです。
冬の陽射しを受けて・・・
咲くスイセン。
といっても今日は15度もあって暖かい。
ビロードムラサキの実
植物園の入り口で
どの当たりの竹に咲いているのか
聞いていたのですが・・・・・
その竹は道から少し離れた上の方に
植わっていて、幾ら目を凝らしても小さい
竹の花なんか見えません。
それに「咲いています」の立て札もないし・・・・
な~んだテレビではあんなにたくさん
映っていたのに・・・・・と
一人ブツブツ言いながら歩いていると
ありました。
咲いていたのはこれだけでした。
中央の白く垂れ下がった物が
雄しべと雌しべです。
もっとたくさん簡単に見える程
咲いていると思っていたのですが・・・・・
見つけられたのはたった一つだけ・・・・
このキンメイチクは
1965年に一度咲いた記録が残っているそうですので
53年ぶりに咲いたことになります。
この様に竹の花が一斉に咲くと
地下茎で繋がっている為に
竹林ごと枯死してしまいます。
突然の壮絶な自然現象に昔の人は「天変地異」だと・・・・
竹の開花は不吉の前兆という言い伝えが
各地に残っているそうです。
関東大震災の年にも竹の花が咲いていた
そうです。
そうすると今年はもう少ししかないので
来年あたり東南海地震がおこるかも
知れないということ?・・・・
まさか・・・・
信じません。
単んなる偶然でしょう。
関連性がないもの・・・・
地震の周期と竹の花が咲く周期とが
偶然重なっただけだと思います。
日本伝統園芸植物観賞棚では
イワヒバの観賞が出来ます。
と言っても
イワヒバ?初めて聞きます。
でも、見ていてきれいだと感嘆してしまいました。
こういう観賞植物に関心を持ちだすと
歳を取った証拠かも・・・・
今日はこの辺で・・・
明日に続きます。
今日も来てくださってありがとうございます。