富士屋ホテルでの
おいしい至福の時を過ごして
館内の見物をします。もう一生来れることは
ないと思いますから・・・・
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クラシックなエレベーター表示。
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ここで館内の案内をしながら
富士屋ホテルの歴史に触れたいと思います。
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(タイル張りの装飾)
富士屋ホテルの敷地面積は7,600坪あります。
創業者は山口仙之助という方で
明治4年20歳で米国に渡り
将来は牧畜事業が有益であろうと、7頭の種牛を
購入し帰国し、慶応義塾大学に入学。
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そこで福沢諭吉と出会い、国際観光の重要性を説かれ
牛を売却し、ホテル業を決意する。
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(この突き当り右側に化粧室があります。)
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(ここはクラシックなタイル敷の化粧室)
1878年(明治11年)日本初の
本格的リゾートホテルとして誕生。
バルコニーのある3階建てホテルを建築するも
1883年(明治16年)大火で消失する。
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3年後に10室の洋館を竣工する。
1887年(明治20年)15室の日本館を竣工する。
1891年(明治24年)に現在の本館を竣工する。
火力発電により、館内を点灯し
唐破風(からはふ)の玄関を持つ木造洋風建築が完成する。
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(市松模様の大理石の廊下の両側に
富士屋ホテルの歴史の展示品がある)
1907年(明治40年)に金谷ホテルの創業者
金谷善一郎の次男正造と、山口仙之助の長女孝子が
結婚し山口家の入り婿となる。
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(チャペル)
1923年(大正12年)の関東大震災には
煙突や屋根瓦が大破するなどの被害を受けましたが
玄関部分はガラス戸一枚割れずに残り
大変強固な建物として残りました。
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富士屋ホテルに立ち寄り、もしくは宿泊した
有名人には、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫婦、
ヘレンケラーやチャールズ・チャップリン、
三島由紀夫、ダグラス・マッカーサーなど
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2018年(平成30年)に
富士屋ホテルは140周年を迎えました。
これからもクラシックホテルのパイオニアとしての
誇りを持って新たな歴史を刻んでゆくことでしょう。
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(日本庭園もあります)
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ショップです。
手前の白黒のコートは安いだろうなと思いながら
値札を見ると、見事に外れて148,000円でした。
うわー!高そうと思いながら次の左側黄色の
スプリングコートのお値段を見ると8,000円くらい
でしたので、割とお手頃価格の物もあります。
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以前軽井沢の万平ホテルで
珈琲カップを買ったおっさん2、ここでも
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買いました。
でも普通のサイズのカップがなくて
これはやや大きめでマグカップぐらいあり
少し不満ながら買いました。
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入れる袋は有料なんて言いません。
サッとこの袋に入れてくれました。
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このホテルの素晴らしいところは
ホテルマンの接客です。
人を待っていると、「何か御用ではないですか?
お聞きしていますでしょうか?」と
必ず声掛けをしてくれること。
また
「化粧室はどちらでしょうか?」と聞くと
必ず分かる所まで連れて行ってくれます」
すれ違う時は必ず
「こんにちわ」と挨拶があります。
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凄く居心地が良いホテルです。
「145年の時を越えて未来へ」という
キャッチフレーズを、ホテルマン皆が共有し
「一生の宝物となるようなご滞在を。」を
目指しています。
今日も来てくださってありがとうございます
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