夢!進行形。港が見える丘ガーデン

ミントさんの庭に憧れて、少しでもブルーガーデンに近づけるように日々奮闘する田舎のおばちゃんの日記です。

中之島美術館、100%モネ

2024年04月14日 16時39分54秒 | 美術鑑賞




佐川美術館から
2時間以上かけてJR,メトロを乗り継いで
やっと中之島美術館に着きました。

先ずは腹ごしらえから・・・


美術館1階のレストラン ミュゼカラト


モネ展記念メニューのワンプレート料理
限定50個は売り切れでした。



お友達は海鮮パスタを



私は海老とレタスのピラフ、温泉卵のせ


食後には3種類のベリーのアイスティーを

さあ腹ごしらえも済んだことだし
5階の展示室へGOー




入口付近では
チケット売り場に行列ができていましたが
ネットでチケット購入済みの私たちは
それを尻目に、サッと入場しました。


絵画の構成は

1章   印象派以前のモネ

 2章   印象派の画家、モネ

 3章   テーマへの集中  

4章   連作の画家、モネ

     5章   「睡蓮」とジヴェルニーの庭

から成り、国内外の40館以上から代表作が出品され
合計75点の展示作品全てが、モネの作品で占められている
100%モネの連作の情景です。

例によって写真撮影禁止でしたが
少しだけ許された作品がありました。

1章の印象派以前のモネでは
モネとしては珍しい人物画の【昼食】の
大作が日本初公開です。

2章の印象派の画家、モネでは
1870年代から80年代にかけて、セーヌ川流域を
拠点に各地を訪れて描いたモネの作品を展示しています。

3章のテーマへの集中では
ノルマンディー地方のプールヴィルの海岸や
エトルタの奇岩など、モネが何度も訪れた場所の
作品群を紹介しています。
特に日本初公開の【エトランタのラ・マンヌポルト】は
何作品もあり、季節や天候、時刻によって
海や空、山や岩肌の表情が絶え間なく変化する様子を
描き留めています。
実際にそれぞれの海の色の違いには
驚かされました。

4章の連作の画家、モネでは
セーヌ川流域のジヴェルニーに定住し
自宅付近の積みわらが光を受けて刻々と変化する
様子を同時進行で何枚も描き、それらを「連作」として
画廊に展示して大好評を博し、国際的な名声を築きました。
「連作」の手法の着想源は日本の浮世絵版画の
影響もあるようです。

5章の「睡蓮」とジヴェルニーの庭では
ジヴェルニーの自宅の庭が、モネの創作にとって
最大の着想源となり、制作の大半が【睡蓮】となり
水面に映る色と光の抽象的なハーモニーが
次々と誕生します。



ルーヴル河岸日本初公開


【ウォータールー橋、曇り】




ウォータールー橋、ロンドン、日没



ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ


睡蓮、柳の反影


睡蓮の池


【藤の習作】


睡蓮


芍薬


睡蓮の池
1899年頃から模索を続けて見出した
会心の構図が、この縦長の画面である。
大胆に俯瞰(ふかん)して池の水面だけを描き、
楕円形の睡蓮の葉が手前から奥へ
リズミカルに配される。しだれ柳を右に、ポプラの樹を
左に、樹木の姿が水に映り込んで暗い影を落とす。
中央には流れ落ちる滝のような形に、明るい空が映る。
空も樹々もまるで風景のように見え、虚と実が交錯して
観る者を惑わせる。


【睡蓮】
本作はモネが最初期に描いた睡蓮で、大ぶりな
ふたつの花とまるい葉が暗い水面に浮かんでいる。
空や樹木の水面への映り込みや、光と水が
戯れるような表現はまだ見られず、
モネの視線は睡蓮だけに集中し、色の組み合わせに
よる描写の研究に没頭している。



モネといえば睡蓮!
恥ずかしながら睡蓮のモネしか知りませんでした。

この展覧会で、未知のモネと遭遇することができ
驚くと共に、モネの作品の奥深さに触れられて
大変有意義な時を持てました。




賑わうミュージアムショップの隅で
一人のおじさんが、2人の女性係員の方に
「ここの絵は全部偽物だ!私はルーブル美術館と
オルセー美術館に行って本物を観てきた!」と
戯言を言っていた。
その時の女性係員の方の神妙な顔が
可哀想でもあり、おかしくもあった。
ごめん!


3つの美術館を堪能して
充実した2人旅でした。

今度はどこに行こうか~



大阪空港ー高知空港は
プロペラ機なのよ。


今日も来てくださってありがとうございます。




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