佐川美術館から
2時間以上かけてJR,メトロを乗り継いで
やっと中之島美術館に着きました。
先ずは腹ごしらえから・・・
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美術館1階のレストラン ミュゼカラト
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モネ展記念メニューのワンプレート料理
限定50個は売り切れでした。
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お友達は海鮮パスタを
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私は海老とレタスのピラフ、温泉卵のせ
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食後には3種類のベリーのアイスティーを
さあ腹ごしらえも済んだことだし
5階の展示室へGOー
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入口付近では
チケット売り場に行列ができていましたが
ネットでチケット購入済みの私たちは
それを尻目に、サッと入場しました。
絵画の構成は
1章 印象派以前のモネ
2章 印象派の画家、モネ
3章 テーマへの集中
4章 連作の画家、モネ
5章 「睡蓮」とジヴェルニーの庭
から成り、国内外の40館以上から代表作が出品され
合計75点の展示作品全てが、モネの作品で占められている
100%モネの連作の情景です。
例によって写真撮影禁止でしたが
少しだけ許された作品がありました。
1章の印象派以前のモネでは
モネとしては珍しい人物画の【昼食】の
大作が日本初公開です。
2章の印象派の画家、モネでは
1870年代から80年代にかけて、セーヌ川流域を
拠点に各地を訪れて描いたモネの作品を展示しています。
3章のテーマへの集中では
ノルマンディー地方のプールヴィルの海岸や
エトルタの奇岩など、モネが何度も訪れた場所の
作品群を紹介しています。
特に日本初公開の【エトランタのラ・マンヌポルト】は
何作品もあり、季節や天候、時刻によって
海や空、山や岩肌の表情が絶え間なく変化する様子を
描き留めています。
実際にそれぞれの海の色の違いには
驚かされました。
4章の連作の画家、モネでは
セーヌ川流域のジヴェルニーに定住し
自宅付近の積みわらが光を受けて刻々と変化する
様子を同時進行で何枚も描き、それらを「連作」として
画廊に展示して大好評を博し、国際的な名声を築きました。
「連作」の手法の着想源は日本の浮世絵版画の
影響もあるようです。
5章の「睡蓮」とジヴェルニーの庭では
ジヴェルニーの自宅の庭が、モネの創作にとって
最大の着想源となり、制作の大半が【睡蓮】となり
水面に映る色と光の抽象的なハーモニーが
次々と誕生します。
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【ルーヴル河岸】日本初公開
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【ウォータールー橋、曇り】
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【ウォータールー橋、ロンドン、日没】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/95/60a85a5bf9b8beb0b09463b81f7e586a.jpg)
【ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/4c/0fe50e06733e2f3cbd1cac8c8c3c566e.jpg)
【睡蓮、柳の反影】
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【睡蓮の池】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/8d/97e3c2c732f85c99262db09057ec569a.jpg)
【藤の習作】
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【睡蓮】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/fe/9cd62af129f398f29460f46b082bf6e1.jpg)
【芍薬】
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【睡蓮の池】
1899年頃から模索を続けて見出した
会心の構図が、この縦長の画面である。
大胆に俯瞰(ふかん)して池の水面だけを描き、
楕円形の睡蓮の葉が手前から奥へ
リズミカルに配される。しだれ柳を右に、ポプラの樹を
左に、樹木の姿が水に映り込んで暗い影を落とす。
中央には流れ落ちる滝のような形に、明るい空が映る。
空も樹々もまるで風景のように見え、虚と実が交錯して
観る者を惑わせる。
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【睡蓮】
本作はモネが最初期に描いた睡蓮で、大ぶりな
ふたつの花とまるい葉が暗い水面に浮かんでいる。
空や樹木の水面への映り込みや、光と水が
戯れるような表現はまだ見られず、
モネの視線は睡蓮だけに集中し、色の組み合わせに
よる描写の研究に没頭している。
モネといえば睡蓮!
恥ずかしながら睡蓮のモネしか知りませんでした。
この展覧会で、未知のモネと遭遇することができ
驚くと共に、モネの作品の奥深さに触れられて
大変有意義な時を持てました。
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賑わうミュージアムショップの隅で
一人のおじさんが、2人の女性係員の方に
「ここの絵は全部偽物だ!私はルーブル美術館と
オルセー美術館に行って本物を観てきた!」と
戯言を言っていた。
その時の女性係員の方の神妙な顔が
可哀想でもあり、おかしくもあった。
ごめん!
3つの美術館を堪能して
充実した2人旅でした。
今度はどこに行こうか~
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大阪空港ー高知空港は
プロペラ機なのよ。
今日も来てくださってありがとうございます。
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