ウソの経済効果

2007-01-23 12:40:35 | インポート

ここ2週間スーパーマーケットから消えていた納豆が戻ってきた。

1月7日放映の「あるある大辞典」 という科学番組(の衣をかぶったデータ捏造番組であることが判明)で納豆のダイエット効果が発表されたため納豆がバカ売れして一時品薄になったのであるが、最近その実験結果が捏造されていたことが判明した。私はこの番組をよく観ていてこれまでにも「酢」「ゴマ」「こんにゃく」等を摂取すると健康に「劇的な効果」があると言っているのを聴いてそのまま信じていたが、おそらくこれらの話もウソである可能性が高い。 ようまあこれまでにこれらのウソが暴かれなかったもんである。 TVで堂々と放送しているからまさかウソはついていないだろううとおもっていたが、みごとに騙されてしまった。  

公共工事の談合、不二家の期限切れ材料の使用等世の中ウソだらけだ。 なぜこれほどまでにウソが横行しているかというと、ウソをつく人の頭のなかでつぎのような不等式ができているのであろう。

ウソをつくことにより得られるメリット > ウソが暴露される確率 X ウソが暴露されたとき失うものの大きさ 

談合事件は明らかにこの不等式が成立ち、談合することが経済合理性にかなっているのである。従って談合はなくならなかった。最近罰則が強化され不等式の右辺が大きくなったがそれでもなおこの不等式は成立つのである。(従って談合はまだ残っている) 個人のつくつまらないウソもすべて基本的にこの不等式を当てはめることができる。でも人生は1回限り。ウソの暴露が取り返しのつかないことになることもあるので御用心。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 受験シーズン到来 | トップ | 三面楚歌 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
不等式はたいへん興味深いです。暴露確率が限りな... (アウルペレット)
2007-01-23 13:16:30
不等式はたいへん興味深いです。暴露確率が限りなくゼロに近いと関係者一同思っていたが、ルールの解釈が違う人が出てきて、お縄!というのもありそうですね。ゲームの途中でルールが変わったり、終了後にルールが変わって反則になったりもしますし。
経営学か何かで、ブランドを守るために云々というケーススタディがあったりするようですが、最近の日本は、どうすればブランドを崩壊させられるかというケースが後から後から出てくるという状況でしょう。
「発覚、あるある大事件」だといった人がいて、大笑いさせていただきました。
こちら
http://www.linsbar.com/e2/
返信する
寒天とココアが店頭から消えたときもありました。... (オレンジ ガール)
2007-01-24 21:54:04
寒天とココアが店頭から消えたときもありました。基本的には、ひとつの食品で何かにだけ、すばらしい効き目があるというのは無いと思います。でも、この納豆効果の嘘が報道される前に、テレビを見て納豆を食べ始めたという友人は、血圧が下がったといっていたのですが??
返信する
アウルペレット さん (tsuchi)
2007-01-25 00:21:42
アウルペレット さん
このブログ(e戦略の視点)いいですね。思わずお気に入りに追加しちゃいました。
返信する
オレンジ ガールさん (tsuchi)
2007-01-25 00:25:20
オレンジ ガールさん
プロの言うことには重みがありますね。でもいつか私の作った料理を食べていただいてコメントをもらいたいです。
返信する

コメントを投稿

インポート」カテゴリの最新記事