えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

38回を迎えたワンコリアフェスティバルの希望

2022年12月09日 14時46分18秒 | コリア
 みなさん こんにちは

 今年で38回目を迎えたワンコリアフェスティバル(11/18・19、大阪・東成区民センター)に参加しました。フェスティバルは2日間にわたり、私は初日のシンポジウムを聴きました。学者や若者が現在の日韓関係、在日を取り囲む現状、南北統一の可能性について話しあいました。2日目はKーPOPの 演奏などのライブでした。シンポジウムで語られて興味を引いたのは、

 ・今在日コリアンは転機を迎えている。在日の定義特別在留許可者はもうすぐ30万人を割る。元は60万人いた。一方帰化者は40万人をもうすぐ超える。両親どちらも在日は1割程度。以前は半分くらいだった。今後20-30年で、在日韓国朝鮮人は消滅するかもしれない。
 ・帰化が同化でないのも顕著になってきた。韓国朝鮮に関わっていこうとする若者が増えている。2016年に1.5万人が韓国に行っている。
 ・韓国の一人当たりの購買力平価GDPが日本を超えた。韓国を日本の下に見るのが当たり前だったが、少なくとも対等な隣国とみる若い人が出てきている。
 ・半面、90年代の村山談話など歴史認識・加害者意識の高まりやグローバル化の反動として、鶴橋でのヘイト、ウトロ放火、朝鮮学校への放火など歴史修正主義が主流化してくる流れもある。
 ・若い人に越境的な精神、空間の生き方が生まれつつある。半ちょっぱりといわれたその中途半端で何がいけないのかと若い人に率先してやって欲しい。
 ・1983年、29才でワンコリアフェスティバルを開いた。「自主的統一、平和的統一、民族大同団結」約した1972年の南北共同声明が原点。
 ・子供のころチェサで親せきが集まると南北に分かれて口論になり、挙句に殴り合い。それがとても嫌だった。統一しないといけないと。
 ・参加者がどんどん減ってきた。特に若い人が来ない。文化、若者が好きな音楽をフェスティバルに入れた。
 ・南北が統一してこそ、アジアが安定する。
 ・日本の過去の清算が終わっていない。それをして信頼を得て欲しい。
 ・中国はさらに台頭してくる。歴史的に見ると、貧しいと独裁。GNPが高くなると民主化へ進む。中国もいつか民主化する。希望がある。昔に比べ天国。
 ・日本人と付き合って、朝鮮戦争、43事件を知らないし、学ぼうともしない。日本は経済が停滞し、少子化。日本に希望がないのにどうして賠償しないといけないと。在日のことも解決しないのにグローバル化していって競争の押し付け。韓国の大卒の多くも就職先がない。ドラスチックな競争社会。K-POPのスターたちも凄い練習をしているが、消費されている。(日韓)のお互いのレスペクトがない。両極端に触れている。希望は少ない。

 一番最後は在日コリアンの若者の声です。若者が今の世の中に、失望を感じているのが気になります。その若者へ、以下の言葉を送りたい。かすかな希望を持って。
 例えば、人類は有史以来何千年と戦争はいやだ平和がいい、人殺しや盗みはやめようと「希望」に向かって努力してきました。しかし今も世界のどこかで戦争が起き、人が殺され、誰かが誰かをだましています。そんな人類に希望が持てるのでしょうか。「絶望」にかられるかもしれません。しかし、歴史を翻って、100年前、200年前の人類と比べた時、今の我々の知識や技術は格段に進歩しています。数百年、数千年前の人類に比べたら、例えば空を飛び、月にも行く。世界の裏側の人と会話できる。民主主義国家も生まれている。半面、核兵器を持ちます。過去の人から見れば神様、はたまた悪魔のような存在です。それほどの能力を持つに至った人類もまだその過去の人たちの希望の多くをかなえられていないでしょう。しかし、今からさらに100年後、200年後の未来の人類は果たして今の私たちに比べてどれほど進歩した知識、能力、技術を持っているのでしょうか。それこそ今の私たちからすると、神様、悪魔のような存在になっているでしょう。その時の人類は、もしかしたら、今私たちが持っている希望を叶えられるかもしれない。私たちは過去の人たちの希望を今こそ達成するために懸命努力しないといけません。そしてそれを未来の人たちに引き継いでいかないといけません。それは過去の人たちから私たちにゆだねられた使命です。人類の希望は今ここにあります。
 注、私の発言の多くはドイツの歴史哲学者ヴァルター・ベンヤミン(故人)の影響を受けています。

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南天真っ赤に

2022年12月09日 09時46分18秒 | お花
 みなさん こんにちは

 大阪八尾の当社敷地に植わる南天が真っ赤に染まりました。何の手入れもしていないので赤実は不揃いですが、季節を十分感じさせてくれます。写真は12月4日撮影。

 10月末にはグリーンからオレンジへのグラデーションがなんとも言えない趣を出していました。

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