みなさん こんにちは
韓国済州島で軍や警察によって3万人ともいわれる住民が虐殺された済州四・三事件の75年目の慰霊祭が4月23日に大阪の韓国系寺院であり、参列しました。
四・三事件は、朝鮮半島が日本の植民地支配から解放された後、米軍勢力に支配されていた済州島で、朝鮮半島南部だけでの総選挙に住民が反発。それに対して警察や軍が「共産勢力の暴動」と鎮圧。無関係の住民ら3万人が犠牲になりました。その混乱を避けるために日本、特に大阪・生野に逃れてきた方が大勢いらっしゃいます。そんな経緯で済州出身の在日コリアンの多く住む大阪で慰霊祭が開かれています。
黙とうのあとに読経。済州から参加した遺族会の代表らの追悼辞。そして同じく済州からの済州四・三平和合唱団約40名の追悼歌。
太鼓に合わせて歌うパンソリ、
太鼓民族舞踊プンムノリが演じられました。
最後に参列者一人一人が献花しました。
この四・三事件は、韓国が長く軍事政権下にあったことで、ずっとタブー視されてきました。しかし、1980年代後半以降、東京や大阪で真相究明の集会や慰霊祭が行われるようになり、それが母国の真相究明、犠牲者の被害救済、権利回復への動きに寄与したそうです。特に大阪生野では1949年に「人民虐殺反対追悼会」が開催されました。そして2021年には韓国政府から犠牲者に補償が支給されることになりました。しかし日本に住む犠牲者の遺族たちへの支給はあまり進んでいないと。南北に分断されている中、朝鮮総連系の方々への接触の難しさ。日本国籍を取得した方が40万人近くにも上る現状の中、言葉の壁や補償制度の周知不足。日本に逃れてきたあと子供らに沈黙を続けてきた遺族が多い。などなど。これらは私の住む生野で起きている話ですが、多くはこの日に初めて知りました。
この四・三事件も日本の植民地支配の後に起こった出来事です。歴史に「もし」はありませんが、日本の支配が無かったら起きたのでしょうか。私は、この事件に日本は無垢ではいられないと思うのです。みなさん、よろしければ来年一緒に参列しませんか。
慰霊祭の様子はこちらからご覧いただけます。
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