マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女 マララ・ユスフザイ 著 岩崎書店
2012年10月、パキスタンに住んでいた当時15歳のマララは学校からの帰宅途中のスクールバスの中で、武装勢力タリバンに銃撃され、重傷を負いました。その後、手術を受け、奇跡の回復を遂げました。彼女が10歳の頃、彼女が住むパキスタンのスワート渓谷にタリバンが侵攻し、女の子が学校に通うことや、音楽や女性が一人で買い物をすることなどを禁止し、平和だった街を不安と恐怖に支配されるようになりました。そんな中、彼女は勇気を持って、女の子が学校に通う権利について発言を続け、タリバンの標的になってしまったのでした。この本を読んで感じたことは、彼女のお父さんとお母さんが本当に気高い精神を持っておられる方であったことが彼女の考え方や感じ方などのすべてに影響を与えていたのだなあと感じました。マララさんは彼女が置かれた境遇を通して、本来持っておられた信念の強さを磨き、もっとたくましい女性に成長されていく心の変化やその行動がとても印象に残りました。本当は普通の女の子でいたいことや故郷のスワート渓谷にできたら帰りたいことなど素直に飾り気がない文章で語られていて、世界は平和でないといけないと強く思いました。訳者の方のあとがきに、「日本に住んでいる私たちがまずできること、世界を知ること、そのためには本を読むことが大切だと書かれていました。読み書きは生きていくために欠かせないことですが、それだけでなく、本を通してどれほど豊かに世界が広がるか、私たちは知っています。」と記載されていたのも心に響きました。
2012年10月、パキスタンに住んでいた当時15歳のマララは学校からの帰宅途中のスクールバスの中で、武装勢力タリバンに銃撃され、重傷を負いました。その後、手術を受け、奇跡の回復を遂げました。彼女が10歳の頃、彼女が住むパキスタンのスワート渓谷にタリバンが侵攻し、女の子が学校に通うことや、音楽や女性が一人で買い物をすることなどを禁止し、平和だった街を不安と恐怖に支配されるようになりました。そんな中、彼女は勇気を持って、女の子が学校に通う権利について発言を続け、タリバンの標的になってしまったのでした。この本を読んで感じたことは、彼女のお父さんとお母さんが本当に気高い精神を持っておられる方であったことが彼女の考え方や感じ方などのすべてに影響を与えていたのだなあと感じました。マララさんは彼女が置かれた境遇を通して、本来持っておられた信念の強さを磨き、もっとたくましい女性に成長されていく心の変化やその行動がとても印象に残りました。本当は普通の女の子でいたいことや故郷のスワート渓谷にできたら帰りたいことなど素直に飾り気がない文章で語られていて、世界は平和でないといけないと強く思いました。訳者の方のあとがきに、「日本に住んでいる私たちがまずできること、世界を知ること、そのためには本を読むことが大切だと書かれていました。読み書きは生きていくために欠かせないことですが、それだけでなく、本を通してどれほど豊かに世界が広がるか、私たちは知っています。」と記載されていたのも心に響きました。