講座「『摂大乗論』全講義」第三回目 その3 2017-12-22 | サングラハ教育・心理研究所関係 要は目標として何を目指すか、自分個人の救いなのか、そうではなく自分を含む一切衆生の救済なのか。そこが全く違うのだとアサンガは主張しているのである。 仏教に共通する瞑想技法としての禅定とは、確かに個人の救いの技法でもあるが、本来自己と世界をよりよくすることを目指す菩薩の修業なのだという文脈で岡野先生は解説していた。 確かにテキストを素直に読む限り、それが著者・アサンガの真意であることは間違 . . . 本文を読む