これが私の生きる道

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禁忌~タブー~

2010年02月07日 18時14分28秒 | 音楽
ちょっと前に森山直太郎の「生きていることが辛いなら」という曲の歌詞が
論議されたことがありました。
「生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい」という歌詞が
自殺を勧めるような内容にとれるといったもので
歌詞を全て読めばそうではないことは分かるんですけども
ここだけ切り取ればそういう風にとれないことはないです。
まぁでもこれを聴いて自殺しようと思う人はまずいないだろうし
この程度で眉を顰める人っていうのは
ちょっとクレーマーに近いような気がします。

それよりかもっと批判を受けそうな曲があって
それはMr.Childrenの「LOVEはじめました」です。
序盤の
「おやじに買われて ホテルで刺される少女を描いた 映画を思い出した」
というのからして相当過激で
続いて
「屍 回してあぶって 切り裂き 小さくなった そのお肉をほおばる」
ってのもシシカバブー食べるのにそんな表現しますか~、
「屍」って歌詞で使われているのはじめて見たよって。

それで極め付けが
「殺人現場にやじうま達が暇潰しで群がる
中高生達が携帯片手にカメラに向かってピースサインを送る
犯人はともかく まずはお前らが死刑になりゃいいんだ
でも このあとニュースで中田のインタビューがあるから
それ見てから考えるとしようか」
歌詞カード、見たとき本当びっくりしました。

元々社会を風刺したような歌詞を書いていたけど
まさか「死刑になりゃいいんだ」ってミリオン売る人が歌うとは思ってもみないもので
その後の「中田のインタビュー」って所も
許可取ってんのかな、著作権とか大丈夫かなぁ、
と別の意味で心配でした。

勝手に杞憂していていましたが、ほとんど問題にならなかったのが
逆に不思議でした。
これがシングル曲だったら変わっていたのかなぁ、
あぁこういう風に書くとこの曲が嫌いに見えるかもしれませんけど
すごい好きな曲で、こういうブラックな曲をもっと書いてもらいたいんですけどね、
ap始めてからはNGみたいですね。

あと自分が知っている限りで「死ぬこと」が歌詞に織り込まれているのは
一青さんですかね。
「空中ブランコ」の
「一度だけなら死んでしまいたい」と字面だけ見れば結構直接的で
「空中ブランコ 落ちてゆくのもいいね」は暗喩的な表現をしています。
また「大家」では
「生き急いでみるの、も 早く死ぬのもいい」も
歌詞全体からみれば決して死を肯定するような意味ではないんですけど
それまで歌詞中で「死」を意識したことがなかったので
はじめは結構衝撃的で、これを機に一青さんの曲を聴きはじめました。

MCのときでも一青さんは割と「死」について語ることもあるし
(両親を早くに亡くしていることも含めて)
普通ライブみたいなある意味お祭りの場でそういう話題って
ふれないようにしたくなるものだと思うんですけど
そこを避けないところも一青さんの魅力だと思うんですよね、
あまり一般的にはそうじゃないみたいだけど。

最後にもっとタブーな歌詞の「マイ フェラ レディ」というサザンの曲が
あるんですけど、あまりにも過激なのでここでは割愛いたします。

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