ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

Pierre Boulez & Andre Courreges 崩御

2016年01月09日 | 現代音楽

2015年12月26日

 

The Little Prince...

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ピエール・ブーレーズさん死去 仏の作曲家・指揮者

「音の塊で聴衆を圧倒する傾向に背を向け、音楽の構造を冷静に分析し、緻密(ちみつ)かつ透明感のある響きで内側から熱狂させてゆくスタイルの演奏を貫いた」


吉田純子さんが書いたのかな?もう1人連名のパリ特派員の方かな??

コラッ!「死去」じゃなくてせめて「逝去」にしろっ!と突っ込みたくはなったけど・・

私もブーレーズ指揮のクラシックのオケ作品を聞いて、同じ事を思い、影響を受けました。90歳なら大往生。お疲れさまでした。ゆっくりお休み下さい。

合掌  


仏デザイナーのA・クレージュ氏死去 92歳

 

 もう1着も持ってないはず・・・と思ったら、ピンクのレザーコートがありました

かつてはピンクと白のレザージャケットとか、ピンクのウールのコートとか、ピンクのスカートとか、ピンクのバッグとか・・・けっこう着てました。パステルカラーだけどフューチャリスティックで可愛かった。私がハマったフランスのデザイナーは:クレージュとゴルチェとアニエス・B。クレージュはフランスのデザイナーでありながらスノッブでなく、アメリカっぽいカジュアルなテイストだからで世界中で着られたんですね。沖縄でも県庁前のパレット久茂地に入ってます。広く愛されたデザイナーでした。合掌。


ゴルチェとアニエスは健在ですけどね 両方とも久しく買ってないです。アニエスは着過ぎて飽きてしまいました

対照的に「これぞクチュリエ!」的に客を選ぶゴルチェを最後に買ったのは、アー写に着用しているドレス。かれこれ10年前ですか。それも久しぶりだったはず。Sサイズでしか作ってないドレスで、当時は買ったもののダイエットに励むはめになりました。今はラクラク着れるんですよ!ゴルチェが「Lは論外、Mサイズでも、このデザインは無理」という強い意思で作ったドレス。「プラダを着た悪魔」の7サイズ・ハラスメントのようなドレスです


先日、『愛と哀しみのボレロ』を観て、ジョルジュ丼(笑)にクラクラして、YouTubeで探して見てたりしてたんです。私は88年2月にパリで「丼」の最後のボレロを観てるんです。その時も感激したけど、映画では:若くて細くて 『神』でした。

すっかり「ボレロ」熱 が再発して(笑)、ギエムやマヤ・プリセツカヤまで見比べてしまって。

元は:女性ダンサーのためにベジャールが振り付けたということも、ここ1週間しない新しい知識。てっきり「丼」が初演して、丼のために振り付けた作品だと思い込んでました。それくらいジョルジュ・ドンのボレロは有名ですよね。

プリセツカヤも見ると、もともとはフェミニンでセクシーな振り付けだということが分かりました。ジョルジュ・ドンが踊ることで、マッチョでカッコよくセクシーで、それ以外はあり得ないという気がしてしまってたけど、プリセツカヤも悪くない。というか、ギエムよりいいかもしれない。「丼」の後にボレロを踊るというのは大変ですね。どうしても影響が・・。マッチョ路線じゃなくてフェミニン路線にした方がいいと思うなー。もう引退しちゃうけど。


なんて思ってたら、6日にブーレーズ、7日にクレージュが昇天されたという。


Last scene of Les uns et les autres (1980) - le boléro de Ravel (aka Bolero)


色々見ましたが(笑)、結局、この映画の録り方が1番イイ

他のはNHKの教育番組っぽいですねー。別に顔なんかアップで映さなくていいと思うんだけど?こういうセクションのカメラのヒトは録りたがるんですねー。結局、ダンスも音楽もまるで「分かってない」から、何を録っていいか分からなくて「顔でも録っておくか」になるんでしょうね。才能あるカメラは映画業界に行ってしまって、予算の少ない芸術系TV番組にはいないんですよ、きっと


教育番組系を見ると、こういう番組のカメラは:いずれ人工知能にやらせたほうがいいと思いますね。私も気に入らないライヴの録画がいっぱいあるので強く思います(笑)。どうしてこう音楽が盛り上がってる時に顔をアップで録るかなーみたいな。そのまま引いてて動かさないほうがマシなのに。どうせ「指」を録るなんて思いつきもしないんだから とか、がっかりしたり怒ったりしてましたね。ピアノですらこうだから、ダンサーなんかカンカンに怒っても不思議じゃない。不世出のダンサー(ジョルジュ・ドン)を記録して後世に伝えるという使命感もないんだよな。


まー・でも、芸術性のない仕事しか出来ない人間は、近いうちに人工知能に取って代わられる世の中になりますよ。「音量が上がってきたら、その速度に合わせてカメラを指にフォーカスする」とか打ち込んでおけばいんだからね。「残響きがある時はカメラは引く」。これだけコンピュータが入り込んでる業界なのに、そういう自動録画が出来てない方が考えてみれば不思議。


ブーレーズにはクラシック作品をDSDで録音してもらいたかったですネー

そして「レポン」のような現代音楽はAuro3Dで。時代が追いつかなかったですね。

 

こういうことに気づいて、「最後の巨匠は死んだ」とかアホな評論家の追悼記事はポアして(懐かしい言葉だなぁ:笑)前進して行くのが追悼だと私は思っているので、特に感傷もないです。だいたい90歳だし。大戦も生き抜いて、ストラヴィンスキーの「春の祭典」の初演もブーイングで中止させて、素晴らしい人生でしたね

 

ブーレーズはフランス近代作品を指揮したCDが素晴らしいです。他のフツーのクラシックもいいけど、ドビュッシーとかラヴェルは本当にエレガントです。彼は60歳の頃、1度「結婚するらしい」という噂が流れましたが、結局しませんでしたね。


ベジャール、ジョルジュ・ドン、ブーレーズもゲイだったんですね。私はアンサンブル・アンテルコンテンポランを受けようかと思ったことがありましたが、「ピアニストは男でゲイしか取らないよ」という噂を聞いてやめました(笑)。あんな難しい曲の譜読みに追われた挙げ句、団員はゲイだらけ(噂ですよ!念のため)・・というんじゃ割に合わな過ぎ。給料はかなり良かった気がするけど、弾く曲が難しいものだらけなので、引きこもりでさらわなくてはならないから意味がない。あでもそれで使うヒマもなくて老後も安泰なのかな?
 
なんてことを20代の頃に考えてましたねー。老後のことはともかく。
 
 
8日はデヴィッド・ボウイのバースデイだそうで御年69歳になられたそう。
 
 
ボウイは宇宙人だから年は取らないのと・ずっと思ってたなー
 
偉大なクラシック音楽家(作曲家)はフランスで、偉大なロック歌手はイギリスで、偉大なダンサーはロシアで誕生するんですね。
 
 
2017年に日本でデヴィッド・ボウイ回顧展が巡回されるそうな
 
沖縄にも来てくださーい
 
 
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