「また恐竜描いてる・・・」と似顔絵教室仲間に呆れられながらも描いたT-Rex
恐竜は難しいっす。こればっかりはまだ「好きこそモノの上手なれ・・」とはいきませんっ
先週のコンサートにはお越しいただきありがとうございました
初めての那覇での初めての「(ひとり)Absolute-MIX」でしたが、自分的に:またやってもいいなと思えました。
沖縄に来てから、東京では出会う事もなかったであろう音楽家とも出会いがあり、楽しいことが出来るかもしれません
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毎回、本番の1ヶ月前くらいに思うことで、これは私の知る限りの演奏家は全員・言うんですが、「まーだ全然・弾けてないけど、本番では弾けるはず」というようなこと。
「火事場の馬鹿力ってやつよねー」「ほんとほんと。いつも弾けなくても本番には間に合って弾けるものなのよねー」
もちろん、本番でボロボロになってしまう(止まる、つっかえる、泣く 、ふてくされながら弾き続ける
、etc.)ヒトというのもプロの演奏家でなければいるとは思いますが、こういうヒトと演奏家の違いというのは、実力とか技量というよりは、「不思議と本番では弾ける」という点にあると思います。普段はすごく上手でも、本番ではダメという。普段はそこそこでもナゼか本番では人が変わったように上手に弾く(←演奏家)。
私も20代のキャリアの始め頃は、舞台のピアノの前で、緊張のあまり失神寸前(東京でデカい箱だったというのもある。400〜2000人キャパ)で弾いていたものでしたが、ナゼか素晴らしく弾いていました。
「アレは何だっただろう ナニかが私に取り憑いて弾いていたか、音楽の神様が助けてくれたんだな
」としか思えない状況が何年か続き、そのうちに「なーに。本番では弾けるものさ」という安心感というか自信というか、舞台への恐怖感がいつしか消えていたんです。
今回も:実は1ヶ月前まで、尾高尚忠「ソナチネ」の1楽章がまとまらず、「うはー・・思ってたより弾きにくいし、まとめにくいなー」と嫌気がさしてしまって、2週間ほど寝かせて(放って
)置いたら、ある日「今日はまとまるな
」という閃き
があって、弾いてみたら仕上がっていたのでした。いつものパターン。
「このままではマズい。この(ヒドい演奏の)まま弾かせるワケにはいかない」と、尾高さんがピアノ部屋に居たような日が、2週間前に閃いた日だった気がします。
ソナチネを放置していた2週間:「これで本番になったら、過去最低の出来の曲ね 」などと思っていたんですが、心のどこかで:「それでも尾高さんはいいのか
」というような、助けを乞うているのか脅しているのか自分でも分からない気持ちではいたんです。呼んだんだと思う。それしかありえない。なんか気配もあったような感じだったし。尾高さんなのか、他の誰か演奏家とかなのか・・・
じゃあ現存の作曲家の曲はどういうことなのよと思うに、まず作曲家本人が「(ヤザワが)上手くいきますように」と強力に祈っているし、本人の知らない所でヤザワが弾く事になっていても、「ん
なんか自分の曲が弾かれるような気がする
上手くいきますように」と、やっぱり第六感で察知して祈ってるような気がするんです。
ワタシには特定の宗教もなく、占いも興味がないタイプなんですが、こういう風にずーっと弾いてきたので、誰に祈って感謝をしたらいいのか分からないながらも、「大いなる力」によって生かされているという自覚はあります。
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目の前の人が、ヤザワの悪口とかヤな噂話をしていたというのも、画像として浮かびます
ここまでいくと不幸な能力の一歩手前だけど、これも演奏家同士だと「分かるよー当たり前だよーそんなの気配に出てるじゃん」とやはり言うんだよね。
本番でボロボロになるような人というのは:悪口や敵意、悪意は伝わらないと思い込んでいて、素知らぬ顔で接してくる。「厚顔のくせしてアガるんだよなー不思議なヒトだなー」と思う。
「大いなる力」に導かれて沖縄にも来たし、自分では特に性格が激良い。とも思えないんですが、「大いなる力」はどうやって人を選ぶのかということに、最近・縁があって読んだ本で興味を持ちました。
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神さまがくれたひとすじの道 |
いんやく りお | |
サンマーク出版 |
三線少年(You Tube
でも観れる)は哲学家。でも子どもの世界観じゃないので、やはり「大いなる力」を感じるんです。
このヒトは人望はあるのに「大いなる力」はやってこなかったのか
予告編だけ観ると:「ピアニストのステージでの重圧と不安」からピアノ教師になったことになってるけど。50歳も過ぎてまだ重圧とかあったのかデビューからずっと
それは地獄だ
まるで「大いなる力」に見放されているとしか思えない。。
映画『シーモアさんと、大人のための人生入門』予告編
気のせいか顔つきが意地悪そうな気はします
どういうことなのか観てこなくちゃ
感想は後日また!