論文(予定。未定)作成時に見つけた資料のひとつ。こちらはMP3のダウンロード。
2013年にラベックのレーベルKLMからリリースされた後、2016年にグラモフォンからディストリビュートされたアルバム。今年まで気がつかなかった・・うかつ。。

ラベック姉妹はヤザワのアイドルです 

学生時代に出会って以来、東京のコンサートはほぼ行ったと思う。近郊でもプログラムが違えば行ってたし、パリでももちろん通いました。
ラベックに出会わなかったらピアニストにはならなかった。
ベートーヴェンとかショパンとか、そんなに好きじゃないから。ベートーヴェンは受験で散々弾きすぎてイヤになったし、ショパンもヴィオルトゥーソだけどダサい。基本・ドビュッシー以前の音楽は、音大でやりすぎて、イヤになってるんです。もう沢山。卒業してまでベートーヴェンとか弾いてるヤツはエラいというか謎。
それで:音大時代に、早速・ピアノ・デュオを同級生の公美ちゃんと組んで、公美ちゃんはカティアみたいなカーリーで背もヤザワより低かったので、「ヤザワがマリエル役」とか言いつつ、第1ピアノはヤザワが弾いてたという

当時の彼女達の衣裳はサンローランで、学生にはとても手の届かないハイ・ブランドだったけど、真似してブラック・パンツにサンローラン風のブラウスを着て試験も受けたものだった。
その後、卒業して公美ちゃんは梶本音楽事務所の副社長にまでエラくなり、エラくなる前は「ラベック姉妹の関東近辺ツアーの運転手
」という、ヤザワが代わりたい
ような要職もしてたという。


「会わせてーっ
」と随分頼んだものだったけど、激・過密スケジュールで叶わなんだ



へ〜・・ラベックがミニマルでアルバム作ってたんだ〜
どれ




とCDが欲しくてタワレコでポチッと注文してみれば、宣伝文には書かれてなかったウィリアム・ダックワースのタイム・カーヴ・プレリュードが5曲入っていて、しかもアルバムはダックワースに捧げられていたのでした 

もう驚愕
を通り越して、感激のあまり泣いてしまいました




仲良しだったビル(ウィリアム)。ダックワースの曲が、クラシックの名門グラモフォンからリリースされる日がくるとは・・・
2012年に亡くなったダックワース。生きていればラベックとコラボする機会もあっただろうに。せっかくラベックのような超メジャー・アーティストが取り上げたというのに。あともうちょっとでアルバムも完成したのに 

ヤザワは90年代からダックワースのタイム・カーヴ・プレリュードはずっと弾いてきてます。
最初にビルの曲を知ったのは、日本でアメリカのアンサンブルが”Simple Songs about Sex and War”を紹介したのを聞いて、「すごく面白い
」と思ってピアノ曲を探して見つけたんです。

'98の年末にNYに住んで、初めて行った業界パーティーにビルが来ていて、紹介されて、大感激
して:「あなたの曲を'90からずっと弾いてます
」と自己紹介して以来の付き合い。ヤザワの日本での企画にも2度来日してくれて、NYのヤザワのコンサートには欠かさず来てくれて、ビルの大学のレクチャー・コンサートにも呼んでくれたんです(←英語だったから、すごいプレッシャーでしたけどね
)



そのビルの曲を、あろうことか
ヤザワのピアノの女神のようなラベック姉妹が弾いてる




これが感涙せずにおれいでか



ビルにCDを手に取って欲しかったけど、きっと天国で聞いてます。
ちなみにヤザワもタイムカーヴ・プレリュードとイマジナリー・ダンス(これもスゴくイイ曲
)を入れたアルバムを作ってます。ヤザワのファースト・ソロ・アルバム" Transition"。

![]() |
Transition/トランジション |
矢沢朋子 | |
こちらはインポート。両方とも同じ。レートによって安かったり高かったりするみたい。
![]() |
Transition |
Tomoko Yazawa | |
そしてSimple Songs about Sex and War も、ちぃ姐とのアルバム、Cabaretに入れてるんです。これはヤザワの初プロデュース・アルバム。
![]() |
Cabaret |
三橋千鶴 | |
こちらはやはりインポート
ラベックはタワレコのサイトではCDが買えます。こちらは英語だけど曲目解説付き。
私はコンピュータがクラッシュしてダウンロードで買った曲をずいぶん失ったことがあるので、お気に入りはCDを買うようにしてます。外付けHDも壊れることあるらしいから 

レディへも入っていて
、やっぱりラベックはセンスがイイ
。そしてヤザワも大好きなエイフェックス・ツインも入れてる
さすが






やっぱり私の女神だけのことはアル
。てゆーか、自分はラベックのDNAを分けてもらったと思ってるんです。

いつの日かお会いしたい
。感激のあまり倒れるかもしれないけど




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ラベック姉妹による、ジャンルを越えた音楽の旅
ガー シュウィンの《ラプソディ・イン・ブルー》の2台ピアノ版で聴衆を熱狂させた1980年の国際デビューから、ラベック姉妹はクラシック音楽、コンテンポラ リー・ミュージック、エレクトロ、ロックそしてジャズを次々に巡る音楽の旅を繰り広げています。この2枚組のアルバム《ミニマリスト・ドリーム・ハウス》 は再発売ですが、オリジナルは2013年、ミニマリスト・ミュージック50周年を記念してリリースされました。テリー・ライリーの《In C》が典型的なその起源からエレクトロニック音楽と同様に前衛的なロックにおける最新の動向に至る音楽の歴史をたどっています。《CD 1》はジョン・ケージ、フィリップ・グラス、マイケル・ナイマン、アルヴォ・ペルト、そしてハワード・スケンプトンによる作品でラベック姉妹のみによる演 奏。《CD 2》ではブライアン・イーノ、エイフェックス・ツイン、そしてレディオヘッドのような新しいムーヴメントを織り込んだ音楽を届けます。
こ こでは、ラベック姉妹がギタリストのダヴィッド・シャルマンやドラマーのラファエル・セギニエに代表される"ロック・カルテット"に囲まれています。二人 はこのアルバムにオリジナルの曲も書いています。ラベック姉妹のアイディア豊富で果敢に挑戦するすばらしい演奏で聴くことができます。
ユニバーサル・ミュージック/IMS 発売・販売元 提供資料 (2017/04/26)