ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

さくら猫プロジェクト

2018年10月10日 | ペット

  サバ色のキジ柄が入った女の子「サバちゃん」。静養中。触れません・・  

 

台風24号と25号の合間を縫って、ご近所猫の手術を3匹しました。全員・女の子

 

「どうぶつ基金」の無料手術チケットを8匹分いただきました。

全国から申請が殺到して基金庫は空になるのでは?と心配でもあります。なるたけメスは妊娠する前の手術代がかさまないうちなら自費でもしたいので、歩いていて発見したら後を追って野良ちゃんと判明したら手なずけて捕獲したいところ。まるでストーカーだわね

 

しかし「青島」の猫の例のように:メスだけ手術しても相手のいなくなったオスが凶暴化してもまた・・・バランスが難しいなぁ

おっとりした優しいオスは後回しにして、凶暴そうなオスこそ玉取りをしたいとこだけど、そういうのに限って捕まらないんだよね

どうぶつ基金のチケットは10月の1ヶ月だけ有効なので、なんだか気ぜわしい

 

多頭飼育崩壊寸前の家があと2軒あるので、訪問してお話して手術に同意してもらい、必要経費(ノミ・ダニ駆除薬とか)を払ってもらうこと、無料でも妊娠猫は別途経費がかかること等を説明して、捕獲に当たっての餌やり(ゴハンの時間を1時間くらいに決めていつも出しっ放しにしないで片付ける。いつでも食べれると思うと集まらないから)とかお願いして、捕獲しそびれないように準備するわけです。そしてボランティア仲間と日程を調整して、捕獲機、キャリーなどを集結して手術の予約を入れて、当日は3時間の予定で捕獲して、翌日は朝と夕方の病院への猫送迎をします。ガソリン代、捕獲用のオイシソーなおやつ(マグロとか)、術後に必要なケアはボランティアの持ち出しです。

 

それ以前に猫が不審がって逃げないようにゴハン時間に1ヶ月は顔を出すようにします。猫と信頼関係を結ばないと難しいから。

 

とても懐いているように見える外猫ちゃんでも、キャリーに入れようとすると暴れて入らないんです。ヤザワも引っ掻かれて流血しました

「この子たちはいつもゴハンあげてるから抱っこ出来るよ〜」と言われても信用してはいけないと学びました。

 

捕獲機を仕掛けておくと手術の出来ない子猫とオスばかり入ってしまうので、横で戸が落ちないようにつっかえ棒をして母猫とかメスが入るのを根気よく待ってたんですが、結局ちょっと大きめのメスの子猫が入ったので「この大きさなら手術できるかな?」と連れて行ったんですが、小さすぎて手術は無理で3匹しか出来なかったり

 

3匹中1匹が妊娠していたので、台風の間はヤザワんちで静養してもらいました。

連れて帰ってきて、パニックになるといけないと思って新聞紙でケージを囲ってトイレを入れておいたら、トイレはひっくり返して新聞紙は破って、ゴハンとお水をあげようとすると怖がって怒って猫パンチをしてくるんです

 

おへそまでざっくり切られて帝王切開で胎児ごと摘出されているので、相当に痛いはず。前回の「ママ」は2日は飲まず食わずで横たわったままでした。3日目から食べ出して1週間後にリリースしたし、重症の子宮蓄膿症だった「グランマ」も10日は静養していったので、「サバちゃん」は猫パンチが出るくらいには経過は良好なわけです。

 

ひっくり返したトイレと猫砂を回収しようとしたら、大変な攻撃態勢になったので、トイレだけ回収して散らばった猫砂の上に新聞紙を隙間から差し込んで敷きました。触れない子にはトイレはダメということも勉強になったわ・・・

 

それでも痛いから「フーッ」と怒りながら横たわっているので、ゴハンも小分けに何回もあげて「ドアを開けるとゴハンと水がもらえる」というように刷り込ませて、細長い棒で用を足した新聞紙を引き寄せて回収して取り替えたのでした。ウンチの回収が大変でしたよ

 

サバちゃんは白が入ってるキジなんですが、白が多いので気が強いのかも。と他のボランティアの人にも言われました。ものすごい美形だしね。気が強いけど寂しがりのようで、1匹だと鳴くので、ライトのケージにオスカルとかパリスを入れて向き合うようにしてました。

 

ウチの白組(オスカル、アガタ、ライト)は「おっとりしてる〜 性格イイ〜」と来客に言われるので考えたこともなかったんですが、白猫というのはたいてい気が強くて大変なんだそうです。

 

そういえばオスカルを飼う時に:「白のペルシャなんて短毛より気が強くて強くて大変ですよ〜。ツメ切れないかもしれないですよ」と獣医さんにも言われました。

 

確かにオスカルも初・爪切りの時に私を引っ掻いて流血させたんですよ。それで私が怒って他の部屋に入ってドアを閉めてたら、ドアをノックしてきたんです。無視してたけど何度もノックするので開けたら:「ごめんなさい・・」とドアの前でオスカルがうなだれて謝っている態度だったので、

 

「あのね。室内飼いの猫がツメを切らない。なんてありえないのよ?ウチで暮らすなら爪切りをしないと無理よ?」と言ったら:「分かりました」という態度だったので、もう一度爪切りをしてみたら、本当に大人しく切らせたのでした。

 

すごいなー 猫って人間語(日本語)やっぱり分かってるんだと感心した覚えがある

 

こちらは「ママ」のリリースの後のグランマとチビ

べったり

ママも3日は青息吐息でしたが、4日目からはチビがおっぱいを吸うのを目を細めて見たり毛繕いしてあげたりとママ業に精を出して、チビもママも元気になっていったのでした

ママをリリースしたあとは

グランマに甘えて、ウチで保護してからひとまわり以上大きくなって目やにもなくなり鼻水も止まったのでした。

元気になってるし

この一家はママもグランマも抱っこはしなかったけど触れるんです。トイレの砂も代えてゴハンもフツーにビクビクしないであげて(←ヤザワが)、チビはケージから出てオモチャで遊んだりしました。

 

ママとグランマはヤザワ家の猫男子組がたいそう気に入ったようで、「んまイイ男ねぇ〜」とお腹を見せてゴロゴロしたりしたんですよ

試しにオスカルをママとチビのケージに放り込んでみたら:オスカルは壁際に貼り付くようにしてママの顔を見ないようにして怯えてましたが、ママのほうはお腹を見せて盛んにアピールしてました

 

グランマは根っからの姐御気質のようで、ウチでも「ボス」になる気マンマンでした。

 

アガタがお尻にウンチをつけて気取って歩いてたので、尻尾を掴んでウンチを紙で取ろうとして、アガタが「イヤ〜」と鳴くと、グランマが「アンタ(←ヤザワ)何してんの お嬢さん(←アガタ)大丈夫」とケージからアガタを気遣うんですよ。

「大丈夫です・・」とアガタが照れくさそうに返事してました

一連の会話は:「ミャアウ〜〜 ミャー・・?」「ン・ミャー」なんですけどね

 

黒猫は愛情深くて頭が良い。というのは本当だと思いました。初めて猫を飼う人には黒がお勧めです 犬だと白いほうが性格は大人しいと言われてますが猫は反対なんですね。

 

私は初めて飼った猫はオスカルなので「猫ってこういうもんだ」と思ってたけど、去勢してもマーキングしようとしたり、気に入らないと嫌がらせのウンチをしてみたりと、犬の嫌がらせみたいなことをするんですよ。パリスはそんなこと全然しないのに。

 

それでも猫ってオスカルみたいな感じが普通。と思っていたのは、オスカルが初めてだったのと、長年ウエスティを飼っていたので、テリア系の気の強さ、バカさに慣れてたということもあります。

 

シュナウザーのノエルがあまりに頭がいいので驚いて、「もしかしてバニラもアリスも(共にウエスティ)バカだったのか」と初めて思ったんですよ テリアは最高にカワイイけど気は強いしトレーニングは苦手だし・・・(あれ?耳が痛いぞ。飼い主に似ただけか?)

 

そしてミックスのライトで:「やっぱ犬は雑種に限るわ。コリーとかシェパードでないなら雑種が頭良くて健康でラクだわ〜」と思い至ったという。

 

ヤザワ歴代の犬の全員の共通点は:「泳げない犬」ということだけ

 

来客用トイレ

チビは1ヶ月ほどウチで療養して元気になって帰って行きました。

ありがとね

ライトも1ヶ月は自分のハウスを提供してくれました。

 

グランマとチビとママ、トースターにシッコしたオスにも時々会います。みんな元気です

 

「サバちゃん」は3日ほどで元気になったので、キャリーにどう移してリリースしたものか悩みましたが、「自分のエリアに帰ろうね」と、捕獲した駐車場をイメージして語りかけたら分かったようで、攻撃もしないでキャリーに入ったのでした

 

やはり動物にはテレパシー。画像(イメージ)を思い描きながら話すと理解するんですよ。

 

リリースしたら走って塀に乗って、私の方を振り返ってから消えました。

翌日に様子を見に行ったら、こっちを向いて尻尾を振りました

 

今月は月末にあと5匹「さくら猫」手術です

 

ボランティアで猫好きな人とこういう活動をするのもけっこう楽しい

「〜にすごくキレイなコがいたよ。オッド・アイの!」とか、もう垂涎モノの話をして見に行ったり

沖縄はものすごく美形な猫が多いのでときめきます 東京から遊びに来る猫好きな友達も喜ぶの。

 

何も共通するバック・グラウンドのない人間同士でも、ボランティア活動を通して交流する機会があるというのは面白いです。

那覇でも近所同士での付き合いというのはほとんどないんですが、かといって都会ではないので意味のない噂話だけはするんですよ。「あそこの家は土地を半分、本土の人間に売って家を建てた」とかね。そんなこと知ってても、猫が何匹いて、手術はしてるのかとか、どこかいい獣医を知らないかとか、そういう必要な情報は全然知らなくて。

 

愚痴 読まなくてもいーよ。書いてスッキリ コーナー

 

田舎者はすぐに「結婚してるの?」とか「歳いくつ?」とか、都会モンに1番嫌われる質問をしたり、持ち物とか着てる服をあからさまに値踏みしてるのが分かるし、家に呼ばれれば「立派な家で高そうな置物があった!」とか「あばら屋だった」とか報告して歩くので東京でも地方出身者には東京の友達が出来ないんです。そんなこと吹聴されて歩かれた日には豪邸にもあばら屋にも泥棒が入るからね。それで田舎モン同士で田舎の家自慢とかリボ払いの服とかバッグとか見せ合って値段言い合ってる。なら値札取らなきゃいいのに笑。聞きたい事は何でも聞いていいと勘違いしてるから:ヤザワも「お店(ホステス)ですか?」と聞かれたし。田舎モンの想像力なんてオバンもオジンもこんなもの。「水商売じゃないならS学会員?」と思われるのも田舎の状況だと分かったし。「モデルだったんですか?」もあったな苦笑。どこにこんなデブスなモデルがいるんだ。しかも「だった」って何だよ笑。ピアニストです!と言えば「どこのお店で弾いてるの?」だしよ。「あんた税務署の人ですか?」と嫌味言っても・まだ・「それで稼げるの?」とかウザい 「だってテレビ出てないし」なんだろうね。口をつねりあげて「ホラ。指の力あるでしょ?ピアニストだからさ!」と黙らせたろーか 結局・「あんたに関係ないだろ」と怒って終了なんだけど(ますます「お店」ぽいな笑)。聞いても言ってもしょーもない余計なプライバシーに首突っ込まないで、畑なら畑、猫が好きなら猫の話でもして、必要な情報を集めたり交換して付き合えばいんですよ。そういう点がもう少し洗練されると、多頭飼育崩壊のようなことも防げるし。那覇は都会になりつつあるんだから。そうは言ってもまだ全然田舎なので、交流があれば茶飲み友達にはすぐ発展するから、みんなで猫ウンチでも拾いながら世間話でもしてたほうが、活動後のおやつやお茶も楽しいと思う。そういうアメリカの良い点は取り入れて・・ってアメリカ人は基地にしかいないから交流ないのか。ともかく余計なこと聞いてそれを他で噂話として話すから友情というものを理解しないまま人生終える日本人が多いけど、共通の趣味、ボランティア(←ということが大事)活動、そのことについて話す人間関係の連帯感というのは心地よいし財産だと思うな。猫ボランティア同士でプライヴェートなことを話したこともないけど、病気になれば心配するし「お大事にね」なんて社交辞令だけ言ったりはしない。ある意味、友情以上の連帯感があるような気もする。逆にうっかりプライヴェートを話たりすると、「友達でもないのにうっかり話しちゃった(言いふらされるな)」と後でイヤな気持ちになったりして、その後付き合わなくなるパターンのほうが多いかも。

 

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ヤザワも猫好きお婆さんに親戚が作ったというマンゴをいただいたり、お庭のシークワサーとか頂くんですよ。「あのコ、キレイでしょ〜」と猫ウォッチして。嬉しいし楽しい

 

 この活動をそこの家の子ども、孫と引き継いで、地域猫として「さくら猫」を可愛がっていく土地になっていくようになるといいなと思ってます。嫌いな人はしょうがないとして、住民に可愛がられる猫で、猫と人間が住みやすい土地になるといいよね。

 

 

 

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