愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

【参考文献】昭和南海地震 愛媛県の被害状況

2016年12月20日 | 災害の歴史・伝承
明日12月21日は、1946年に発生した昭和南海地震からちょうど70年。

全国で1330名、愛媛県内で26名の死者が出ています。愛媛では明治以降、最大の被害。

この昭和南海地震は紀伊半島南西沖を震源として、地震の規模はマグニチュード8.0。

同様の地震(南海トラフ巨大地震)は、今後30年以内におよそ70%の確率で発生されると予測されています。

この1ヶ月、昭和南海地震70年ということで、私のところにも新聞、テレビ等から問い合わせや取材が怒涛のように入ってきました。

その際、必ず聞かれるのが、愛媛での昭和南海地震の被害状況をまとめた文献があるかどうか、という質問でして、以下の文献を紹介しています。

大本敬久「愛媛県の地震史ー昭和南海地震を中心にー」(『伊予史談』383号、2016年10月)

この『伊予史談』は、愛媛県内各図書館にも配架されていますが、以下の伊予史談会のサイトに購入方法も記載されています。

http://iyosidan.jugem.jp/?eid=156


私たちの地域で起きた災害

2016年12月06日 | 災害の歴史・伝承
12/4、NPO法人えひめ311主催の防災・減災講演・ワークショップの様子が毎日新聞に掲載されていました。

当日は参加者約60名。実行委員のみなさまのご尽力で若い世代から年配の方まで幅広い年齢層が参加。

この講演・ワークショップで、過去の災害をふりかえる、参加者同士で自らの災害の体験・記憶を共有することにより、新しい愛媛の防災の取り組みの一事例が提示できたのではないかと思っています。


「私たちの地域で起きた災害」被災体験共有し備える 南海トラフに心巡らせ 松山 /愛媛
毎日新聞 2016年12月5日 地方版

http://mainichi.jp/articles/20161205/ddl/k38/040/313000c