愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

4月1日 俵津文楽の定期公演 

2012年03月26日 | 祭りと芸能
愛媛県指定無形民俗文化財の俵津文楽。


俵津文楽(すがはら座)の定期公演のお知らせです。

日時 4月1日(日)13:30~15:30

会場 俵津文楽会館(西予市明浜町俵津)


外題は、

朝顔日記 宿屋の段、大井川の段

仮名手本忠臣蔵六段目 早野勘平腹切の段


駐車場は近くの海岸に。もしくは俵津地区公民館へ。


事前申し込みも不要で、無料です。



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八幡浜の伝統行事を知る―座敷雛と柱松神事―

2012年03月22日 | 年中行事

濱知の会<八幡浜ふるさと発見倶楽部>の例会のお知らせです。

4月は八幡浜市内では真穴の座敷雛(市無形民俗文化財)、川名津柱松神事(県無形民俗文化財)と興味深い伝統行事が続きます。

これらの歴史や文化財的価値、当日のみどころを、それぞれの行事日直前の特集として2回に分けて紹介します。

話者は大本敬久(県歴博学芸員)。

どなたでも参加できます。当日受付・申込不要です。

<1回目>
日 時 平成24年3月31日(土)19:00~21:00
テーマ 真穴の座敷雛の歴史とみどころ紹介
会 場 松蔭地区公民館1F(八幡浜市168-1中央)

<2回目>
日 時 平成24年4月12日(木)19:00~21:00
テーマ 川名津柱松神事・神楽の歴史とみどころ紹介
会 場 松蔭地区公民館1F(八幡浜市168-1中央)

※会場は通常とは異なり松蔭公民館(市民図書館裏)となっています。

<問合先>nanyotv(アットマーク)gmail.com
※(アットマーク)を@にご変換ください。


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「仏像の盗難にご用心ください」

2012年03月15日 | 日々雑記
全国的にこの数年仏像の盗難が相次いでおり問題となっていますが、滋賀県でも盗難被害が相次いでいる、そんなニュースをよく目にします。そんな中、滋賀県長浜市から発行された広報「きゃんせ長浜」2009年11月に仏像盗難の注意点についてわかりやすく集約されていたので、ここに引用します。




仏像の盗難にご用心ください



先日、長浜周辺で仏像盗難事件が発生しました。

所有者および関係者のみなさんに、日ごろの戸締りや見回りとあわせて次のことをお願いします。


「仏像や宝物類の写真を撮り、大きさを測ってください」


近年狙われている仏像等は、写真や記録がなく

捜査の及びにくい未指定の文化財が中心です。

盗難にあった仏像が発見されても、

それが自分のところの仏像かどうかわからないというケースが数多く見受けられます。

信仰の対象である仏像にカメラを向けることには、抵抗があるかもしれませんが、

先日の事件も、事前に文化財調査を行って

写真撮影をしていたことが、早期返還への大きな決め手となりました。

デジタルカメラによるスナップ写真で、背の高さを測るだけでも結構です。

万が一の場合は、その写真と記録をもとに捜査網が敷かれ、

仏像を水際で救い出すことにつながります。

さらに、定期的な点検は思いがけない虫害や損傷の早期発見にもつながります。

もし、撮影や調査についてご相談等ありましたら○○○までご連絡ください。

(広報「きゃんせ長浜」2009年11月、9頁より引用)



連絡先は○○○と表記しましたが、これは一般には、県教育委員会、市町村教育委員会、歴史系博物館等があてはまるかと思います。



まずは地元での記録。デジカメ撮影。そして現況の管理状態を確認、再認識すること。地元の文化財(未指定も含めて)へ眼差しをそそぐことが大事だと思います。



※なお、「未指定」文化財というのは、指定されないから文化財的価値が低いというわけではありません。調査が行われていなかったり、注目されていなかったりしているだけです。「未だ指定されていない」文化財です。


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文化財の防災ー仏像を盗難から防ぐー

2012年03月14日 | 日々雑記
昨日、四国で仏像盗難事件がありました。残念なことです。罰当たりです。怒りを感じつつ、文化財の防災というのは自然災害だけではなく犯罪という人災の面も考慮しておかなければいけないわけで、この点も常日頃から留意しておく必要があります。

ここ数年の仏像盗難の状況については2009年3月22日に四国新聞に掲載された特集記事「仏像が危ない」が端的にまとめられているので、ここに紹介しておきます。

http://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/459/




さて、念のため今回の仏像盗難近年の類似事件で記憶に新しいものを少し紹介しておきます。


①【逮捕】平成21年1月に京都の有名な寺院で観音像が盗まれましたが、寺の防犯カメラに大きなものを持ち去る不審な男の姿が映っていた。近くの駐車場の防犯カメラにも似た男の姿があり、車両の特徴などから三重県に住む容疑者が浮上し、京都府警により逮捕されました。


②【逮捕】平成21年5~7月に奈良県で男(単独犯)が複数の寺から仏像約20体を盗難。京都の古物商に売却し、それがオークションにかけられたが、専門家が盗品と気づいて警察に通報。古物商に持ち込んだ男が浮上し、2カ月後に逮捕されました。


③【逮捕】平成21年秋に福岡県で盗まれた重要文化財の観音像。夜中に本堂の扉の南京錠4つを切断し盗難。関西の古物商に持ち込まれ、オークションにかけたところ盗品と判明。実行犯は4名。逮捕状をとって行方を追っていたところ、1人が福岡県の池で水死体で発見され、残る3人も間もなく逮捕。観音像は無事、お寺に戻されました。


④【逮捕】平成22年1月から23年3月にかけて和歌山県で仏像盗難が数十件発生していましたが、23年4月に仏像を盗んだ疑いで夫婦が逮捕されました。何度も仏像を盗んでは売却し生活費にしていたといいます。逮捕のきっかけは捜査員が大阪府内の古美術商で売られている盗品を発見したこと。これを持ち込んだ容疑者が特定でき、逮捕にいたりました。


⑤【逮捕】仏像盗難でもう一件、愛媛の事例。これは平成23年春(ちょうど1年前のこの時期)に香川県や四国中央市、西条市などで仏像盗難が多発。県内在住の複数犯で盗品は松山市内の店などで売りさばいたり、県外の古物商に持ち込んでいました。数ヵ月後の23年夏に逮捕され、押収された仏像や仏具は180点近く。その中には西条市指定文化財も入っていました。


今回の四国での盗難被害は、重要文化財の仏像がある寺であり、寺院内の他の仏像についてもカルテがしっかり作成されているはずです。手配書が作成しやすく、オークション等に出ても盗品と判明しやすいものです。今回のような仏像盗難は足が付きやすく、犯人は捕まる可能性の高い犯罪といえるのではないかと勝手ながら思っています。


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文化庁「東日本大震災から1年を迎えて」

2012年03月14日 | 災害の歴史・伝承
文化庁のホームページに、東日本大震災による文化芸術分野の被災状況や文化芸術分野の復旧・復興に向けた取組について概要が紹介されていました。

http://www.bunka.go.jp/bunkazai/tohokujishin_kanren/chokan_message_4.html


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民博 被災文化財の支援 活動レポート

2012年03月13日 | 災害の歴史・伝承
国立民族学博物館で一昨年7月から9月に行われた企画展「歴史と文化を救う-阪神淡路大震災からはじまった被災文化財の支援」。東日本大震災の半年前に行われた展示である。その展示で紹介された被災文化財の支援活動のレポートがPDFで閲覧することができるので紹介しておきます。

『歴史と文化を救う 阪神大震災からはじまった被災文化財の支援 活動レポート』

http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/rekishitobunka/rekishi_leaflet.pdf

紹介されている被災文化財の支援活動は以下のとおり。

新潟県中越地震  山古志村民俗資料
2009年台風9号の水害  佐用町大庄屋民俗資料
平成5年8月豪雨 山口県防府市阿弥陀寺大般若経
阪神淡路大震災  国立民族学博物館蔵マヤ資料
新潟県中越地震  物部神社所蔵狛犬
能登半島地震   志賀町指定阿弥陀如来像
新潟県中越地震  馬具関連資料
新潟県中越地震  柳染色加工所ろうけつ染め見本布
新潟県中越地震  長岡市個人宅 襖下張り文書
能登半島地震   穴水町指定明泉寺台燈籠
新潟県中越地震  縄文土器


また、この企画展の関連事業として行われた公開シンポジウム「文化財を守る みんぞく資料を守る」(文化財保存修復学会主催 国立民族学博物館共催)の要旨集についてもPDFで見ることができます。

http://www.kuba.co.jp/bunkazai-minpaku/minpaku_100911.pdf


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津波の記憶を伝えきれなかった石碑

2012年03月09日 | 災害の歴史・伝承
津波の記憶は石碑として建立すれば必ず後世に伝わる、というわけでもない。昨年6、7月に少し話題になった津波石。


http://sankei.jp.msn.com/life/news/110721/art11072107590003-n1.htm

岩手県大船渡市三陸町吉浜の吉浜川河口で見つかった大きな津波石。昭和8年の昭和三陸津波で海から約200メートルも流されたもので、幅約3メートル、高さ約2メートル、重量約30トンの巨石である。ここに「津波記念石 前方約二百米突 吉浜川河口ニアリタル石ナルガ昭和八年三月三日ノ津波ニ際シ打上ゲラレタルモノナリ 重量八千貫」と刻まれている。

実はこの津波石。1970年代の道路工事で地中に埋められてしまい、今回の東日本大震災での津波で道路が崩壊し再び地表に現れたのである。昭和三陸津波が1930年代。道路工事で埋められたのが1970年代。約40年の時間が経過している。先に投稿した徳島県海陽町の津波石建立も40年後。やはり世代の交代で記憶の風化が起こってしまい、吉浜の津波石も後世に保存するという意識よりも開発が優先され、次第にその石の存在も忘却されていったのだろう。

このように、石碑を建立しても、もしくは石に刻んだとしてもすべての記憶が後世に伝わるわけではない。忘れないこと。後世に伝えること。長期にわたる不断の活動が必要だ。


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津波の記憶を伝える石碑

2012年03月09日 | 災害の歴史・伝承
徳島県海陽町の海岸部を歩いているといたるところで見られる「南海地震津波最高潮位」と刻まれた石碑。昭和21年12月21日未明にこの地を襲ってきた津波の記憶を今に伝えている。この石碑が建てられたのは昭和60年。合併前、当時の海南町が主体となって建てられた。海陽町は江戸時代から幾度の津波被害を経験している。後世に津波の危険性を伝えるためには、書物での文献記録や看板表示ではなく石碑にすることで永年の記憶化を図ったといえる。石碑が建てられたのは津波から約40年後。次第に世代が交代し口伝えで津波の記憶が地域住民の中で共有化しづらくなったことに起因するのかもしれない。建立は自治体主導。この石碑のある地区では南海地震津波で85名もの犠牲者が出ている。それでも40年経つと記憶は風化し、忘却されてしまい、新たに津波の悲惨さを伝える石碑建立という記念化行動を起こさないといけない。それぞれの津波石には、発生時、建立時、そして今現在の「記憶」化や「忘却」対策の想いが込められているわけであり、津波が襲ってきた事実だけではなく建立者の意図などについても知っておく必要がある。

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東日本大震災復興支援 大漁旗展

2012年03月07日 | 災害の歴史・伝承
今週末の3月10日(土)から18日(日)まで、東京・高円寺にあるセシオン杉並を会場として「東日本大震災復興支援 大漁旗展」が開催されます。主催は大漁旗研究会。

開催概要はこちらです。

http://tairyouki.web.fc2.com/index.html


【開催趣旨】
昨年の東日本大震災は、東北三県をはじめ広範囲に大変な被害をもたらし、なかでも太平洋沿岸地帯の漁業は大きな打撃を受けました。震災後一年を迎え、本展では被災地から届いた「大漁旗」を復興のシンボルとし、更なる支援活動を呼びかけたいと思います。

大漁旗は漁師さんにとって、大漁と海上安全を祈る大切な「お守り」であると同時に、危険な大海原に漕ぎだす海の男達を勇気づける「応援旗」でもあります。その為に、大漁旗は明るく力強くデザインされ、人々に元気を与えてきました。

本会場では、全壁面に大漁旗を飾り付け、昔日の港の賑わいを再現します。そこには全国から集まった様々な大漁旗も加わります。大漁旗から放たれるパワーによって全国の方々へエールを送るとともに、今も続く現地の苦悩を少しでも共有できたらと思います。





大漁旗展は以前、愛媛県松山市でも行われました。中心になった森さんには私も大変お世話になりました。森さん中心に今回も開催されますが、愛媛県八幡浜市の地細工紺屋「若松旗店」での染めの作業工程を収録したDVDが会場で流されるとのこと。この展示のことも若松旗店さんから教えていただきました。

会場を埋めつくすであろう大漁旗。気仙沼の瓦礫の中から見つかって修復された「蘇った大漁旗」も展示されるとのこと。期間中にはトークイベントや、大漁旗お絵かきワークショップ等も予定されています。私は残念ながら見にいけませんが、お近くの方で興味がありましたら是非、ご覧下さい。


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【新刊】亀谷弘明『古代木簡と地域社会の研究』

2012年03月04日 | 日々雑記
この週末は東京(というか正確には千葉)に所用で行っていました。

その帰り。羽田からの飛行機まで少し時間があったので、都立中央図書館にて現在開催中の「震災からよみがえった東北の文化財」展を見学しようと思い立ちました。

この展示は岩手県の遠野市立博物館が主導的な役割を果たして実現した展示であり、もしかしたら遠野市博の学芸員さんもいるのかな?と思って会場に行くと、びっくり。本当にいました。

以前、遠野にうかがった際に、博物館の展示だけでなく、いろいろ市内をご案内いただき大変お世話になった学芸員さんにご挨拶することができました。あのときは感謝!展示もおつかれさま!

この「震災からよみがえった東北の文化財」。文化財の被災状況や、レスキュー、復興に取組む多くの方々の活動を知ることができたのですが、改めて被災の凄まじさを実感させられました。

この展示については、また後日紹介したいと思います。


さて、展示をじっくり見ていたら、なんと二度目のびっくり。

大学時代のゼミの同期で早稲田大学で古代史を教えている亀谷弘明氏(氏なんて付けて呼んだことはないが、今は立派に教壇にも立って教え子もいるので昔のような馴れ馴れしい呼び方はやめておこう)にばったり出会いました。

本当にばったりの偶然です。展示を見ていたら、やたら丁寧にじっくりと見ている熱心な人がいるな~と思ったら、ん?どこぞで見覚えがある?そうだ亀谷氏だ!おー久しぶりー、元気してたかー、と盛り上がりました。

実に久方ぶりで、私が大学院に行ってから古代史から民俗学に「転向」、「偏向」したこともあり、学生時代は日本書紀の輪読をやったり、一緒に飛鳥、奈良に行ったり(法隆寺夏季大学にも一緒に参加した。いつも指南役の亀谷氏だった。実に懐かしい思い出)していたのも昔の話。私が愛媛に戻ってからはなかなか会う機会がありませんでした。

その亀谷弘明氏、先日、著者を出しました!

亀谷弘明
『古代木簡と地域社会の研究』
校倉書房 2011.11刊

Amazonでのこの本の紹介はこちらです。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4751743503?ie=UTF8&lc=plm&at=&force-full-site=1


【内容】
日本古代の地域社会の実態を明らかにし、また、地域をどのように研究し、考えていくのかを検討した書。古代国家が成立・展開していく7~8世紀を対象に、地域社会と交通、地域モデルとしての東海地域について考察する。

【著者紹介】
亀谷弘明(カメタニヒロアキ)
1969年神奈川県小田原市に生まれる。1993年早稲田大学教育学部卒業、2001年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、2010年早稲田大学より博士(文学)の学位を受ける。現在、早稲田大学、放送大学非常勤講師


先日、福島県に行った際には私や亀谷氏と同じゼミだった熊田氏にお願いして郡山市内を案内してもらったのですが、ここのところ大学時代の旧友に会うことができて、感慨深いものがあります。

昨年度にはゼミの山梨県勝沼の大村氏の実家にも久しぶりに行ったばかりでした。

あぁ懐かしい!

岡田・前澤ゼミのみんな!元気ですか?(といってもこのブログなんぞ見てないよね。)

もし見てたら、亀谷氏の新刊書、ぜひ買いましょう!あの頃のゼミで発表していた内容が基礎。ついに世に出ました!


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東日本大震災写真展 八幡浜市民ギャラリーにて開幕

2012年03月03日 | 災害の歴史・伝承
記憶 忘れてはいけないこと~東日本大震災写真展~

本日3/3から3/25まで八幡浜市民ギャラリーにて「記憶 忘れてはいけないことー東日本大震災写真展」が開催されます。

この展示の趣意を八幡浜市役所のサイトから引用します。
 
「未曾有の被害をもたらした東日本大震災からまもなく一年。愛媛は、地理的にも被災地から遠く、直接的な被害が無かったことから、震災後も東日本とは異なり、平静な日々を送ることが出来ました。とはいえ、同じ国の出来事として忘れてはいけないことがたくさんあります。

しかし、遠く愛媛に住む私達は、知ることすら、まだ、完全ではありません。今、改めて震災の現実と被災者の現状を知り、その惨事を忘れないでいること、それが復興支援の基礎であり、一番大切なことだと考えます。

本展は、震災直後から被災地を撮り続けている日本経済新聞社の報道写真と、「復興の狼煙プロジェクト」ポスター、昨年12月にモロッコ王国にて開催された「日本展」で紹介した震災写真展の報告の三部構成でご紹介いたします。」




あと一週間で震災から一年。

一年の「区切り」によって、震災の現実は人々の忘却作用によって「過去」化される危惧を感じます。

愛媛において、現実を直視しつづけるためにも、この展示開催は意味のあることだと思います。


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震災からよみがえった東北の文化財展

2012年03月02日 | 災害の歴史・伝承
現在、東京都立中央図書館にて「震災からよみがえった東北の文化財」展が開催されています。

開催期間 平成24年2月26日(日)~3月11日(日)
開催時間 午前10時から午後5時30分まで

詳細はこちら。
http://www.library.metro.tokyo.jp/home/news/tabid/2287/Default.aspx?itemid=359


主催は同展実行委員会(遠野市、陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町、山田町、宮古市、東京都立中央図書館、日本ミュージアム・マネージメント学会、NPO法人日本子守唄協会等)

明後日4日には、遠野文化研究センター所長の赤坂憲雄先生の対談があります。(既に申込み期日は過ぎていますが。)

10、11日には遠野市立博物館学芸員によるギャラリートークもあります。

そしてこの展示は、3/16から28日には、遠野市立博物館で開催されます。

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