今年2014年は四国霊場開創1200年とされる年。実は智証大師円珍の生誕1200年でもあります。(年数の数え方はちょっとややこしくて、円珍生誕は弘仁5(814)年。今年が1200周年。四国霊場開創は翌年弘仁6(815)年とされます。つまり今年が開創から1200年目。)
天台座主まで務めた円珍。出自は母が弘法大師空海の姪。空海の親戚です。『元亨釈書』巻第三には「姓和氏、讃州那珂郡人、父宅成、母佐氏、弘法之姪也」と書かれています。つまり讃岐国(香川県)和気氏の出身で、母は佐伯氏(空海の一族)。
円珍は晩年の仁和4(888)年に記した「制誡文」で、伊予国出身の光定の恩(天台宗の基礎を築いた事)を忘れてはいけないとも書いています。
空海の親戚(讃岐国出身)としては真言宗の実恵、道雄、真雅もいます。円珍は天台宗。伊予の光定も含めて四国出身僧が天台、真言宗確立期の西暦800年代に数多く活躍していたことには驚かされます。
天台座主まで務めた円珍。出自は母が弘法大師空海の姪。空海の親戚です。『元亨釈書』巻第三には「姓和氏、讃州那珂郡人、父宅成、母佐氏、弘法之姪也」と書かれています。つまり讃岐国(香川県)和気氏の出身で、母は佐伯氏(空海の一族)。
円珍は晩年の仁和4(888)年に記した「制誡文」で、伊予国出身の光定の恩(天台宗の基礎を築いた事)を忘れてはいけないとも書いています。
空海の親戚(讃岐国出身)としては真言宗の実恵、道雄、真雅もいます。円珍は天台宗。伊予の光定も含めて四国出身僧が天台、真言宗確立期の西暦800年代に数多く活躍していたことには驚かされます。