ヒラヒラと花弁が波打って咲くプリムラのフリンジ咲き
原色の多いプリムラだけれど、
この花は白にピンクが品良くかかっている
咲き始めの濃いピンクが、咲いてしばらくすると
白さが増して品良く変身する
濃いピンクは人の心を惑わせるけれど
淡いピンクは人の心を和ませる、あっ、私の心を・・・と言うべきだな
白梅の凛とした花に憂いを覚えて、
このヒラヒラとした淡いピンクの花を見ると
なにか、ほっとしてしまう私って何でだろう
心の中に唐突に春のような暖かさが拡がり
穏やかな心地に誘ってくれる小さな魔術師、いや、魔女の化身かも知れない
そんな風に花に惑わされるのも、春のいたずらなのかも知れない