梅の花は群れて咲くよりひっそりと一輪咲いていて欲しい
群れに入れず独りぼっちの方が良いと思う私が、心が、ある
満開の梅の木の下で、ふと胸にもやもやとわき出した痛み
春の愁いか、はたまた、こころに芽生えたある想いがそうさせるのか?
開きかけのつぼみのふくらみは、私の中に開こうとしている想いとダブるのか?
春の訪れを待ちわびていたのに
いざ梅が咲き、春の風が心地よくほほをなでるのに
この胸のもやもやと、痛みは・・・
春風が胸に吹き込んでいったもの?
梅の花を濡らす雨がもたらしたもの?
春の愁いが心の中で拡がっていく
春風のいたずらか、
私は今、春愁の中で憂い戸惑っている