忍冬(にんどう)すいかずら

2006-02-19 12:42:32 | 


スイカズラの蔓が風に揺れている

忍冬(にんどう)とも呼ばれて漢方薬として利用されている
冬でもその葉を落とさず寒さの中に緑の葉を残しているから・・とか
初夏に白に薄紫の花をふたつずつ付けてくれる
初めは白くそして薄茶色に色を変えるが、
それを金にたとえて「金銀花」とも呼ばれる
このブログでも五月の花の頃に触れている

葉を丸めて冬を耐えている姿はまさしく「忍冬」だ
人もそれぞれの場面でそれぞれの事情で堪え忍ばねばならないことが多い

今はただひたすら耐えて、密かに時期の来るのを待つ
そのために丸めた葉の側に新しい葉を育てておく

自らの手で次なるステップのために状況が悪いからこそ
その時に開く事が出来るように準備をしなければならない
準備をしていなければ、新しい葉を開くことも出来ないし
花開く事も出来ない

しっかりと堪え忍ぶ事によって
スイカズラは初夏を迎えて
花を開くことが出来る

そんなことを思えば、心の中に希望が芽生え、育むことが出来る

暦の上では「雨水」の今日、忍冬の揺れる蔓に若芽が拡がっているのを見て
ぼんやりとそんなことを思った

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スイカズラの花


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金銀花