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真竹のタケノコがアチコチニ出て来た
庭の東側に初めは日本アクセントに植えた真竹だが
毎年、根を垣根沿いに伸ばしてタケノコを出して拡がった
竹の葉の風に揺れる風情が好きで植えたが、
特に根の張る事の配慮をしないで植えた報い?かも知れない
それ以来、梅雨に入る前には、邪魔な?タケノコを折り取るのが
朝の日課のようになる
太いタケノコが初め出て、その後ほそいものになる
今年は、全く予想もしていなかった縁側沿いににょきっと顔を出した
考えてみれば、可哀想なことなのだ
植えたんだから増える
でも、身勝手で、彼らの摂理である繁殖を止めようとするのだから
この滴は、タケノコ自らが根から吸い上げた、地中の水分の露である
朝早く庭に出てみると、それぞれの草や木が吸い上げた水分が
葉先に宿るように付いている
葉先に宿る滴
彼らの流す涙なのか、
それを涙と受け止める私の心にも
密かに泣きたい想いが募っているのか
うれし涙か、果て又、寂しさ故か
竹の子は私の分身のように
涙を流している