忙しさを理由に更新を怠ってきましたです。
最近の建設バブルでまた一つ迷所が消えそうです。
宮古島の餓鬼どもがその怖さに震えたガングリユマタ
2011年にそのいわれをお伝えしましたが
http://blog.goo.ne.jp/umiyako/e/602d2c23dcccb33785c254fc7a6fdb29
そこに位置してきた
左から読むと 三線オクマ
右から読むと 理容オクマ
のこの建物
都市計画道路の拡幅整備に伴って解体されようとしています。
このガングリユマタのいわれを今回はビジュアル系で見てみましょう。
2003年から2005年にかけて発行された4巻のこのコミック
5巻以降の所在は確認されていませんがなかなかのすぐれもの
その中からガングリユマタの一節をご紹介しましょう。
最後の奥付には「禁 無断転載」の記載はありませんでしたので、著者のおおらかさに甘えて転載させていただきます。
暗闇を「ぱごぉぱごぉ」(怖い怖い)とつぶやきながら帰宅途中の少年ひとり。
突然のヤギの泣き声に「おごえっ」(びっくりした時に発する言葉)
するとヤギが空中遊泳
そのヤギは人を見ればジャンプに挑戦する「がんずうピンザ」(じょうぶなヤギ)であった。
しかしその日、着地に失敗してねんざしたピンザは「片足ピンザ」と呼ばれるようになり、歩くさまはガングリ、ガングリ。
それで、その四つ辻は(ユマタ)はガングリユマタといわれるようになったとさ。
まあジャンプ好きなヤギというところが、ガセみえみえですが、2011年当時に収集していたように遺体置き場があったことから恐れられていたというところでしょうか。
それにしても、こんな伝説の場所が道路建設でなくなってしまうのは、伝説さえも忘れ去られてしまうことなるのですよね。