この島というより沖縄には、いろいろな悪魔や厄がうろうろしているらしく、魔除けの類がどこにでもみつけられます。
一番ポピュラーなのが「石敢當」 (いしがんとう)
悪魔は直進しかできないらしく、家の中に入ってきては困るので道が交差する個所にはこんなものが据えてあったり、壁に張り付けてあったりするわけです。
最初は表札と勘違いし、道の角にはずいぶん同じ姓の家が立ち並んでいるなあ、と想うのはやむを得ないことです。
大阪のモータープール、プールやのに水があらへん、と同じレベルでんなぁ。
その悪魔がこの魔除けを避けて他の家に入ろうとしたら、家の門にはシーサーが待ち構えているわけです。
そのシーサー、いろいろな面構えをしていて飽きないわけですが、その中でも異色のシーサー兄弟妹を紹介します。
これはあるお店の入口に立つシーサー。何を守ろうとしているのか、獅子に立てる指があるのか、おまえは狸か、つっこみどころの多い奴です。
このシーサーがある店の隣の民家。兄弟分なのか左の雌は妹か姉か。やっぱり意図不明のおちゃらけシーサーが。耳の形といい、体型といい、口の開け方といい、立ち姿といい、一卵性双生児いやいや三つ児間違いなし。わざわざ焼かせたか、自分で焼いたか、どちらにしてもその機能を果たすに至っているのでしょうか。
自分のペットの猫と瓜二つのシーサーを守り神にする方もいらっしゃる世の中ですからいいんじゃないすかという声も。
この二つの魔除けをかいくぐってきた悪魔には、家の玄関で最終兵器が待ち受けているのです。
以前もお見せした、スイジガイです。
これでもかの魔除け対策。
島は、悪魔で大混雑なのです。
シーサーが家に着てから派手に波風も立たない生活で張り合いがないさあ
爺も悪魔に気をつけないと。痩せちゃったのは悪魔のたたりかもー
シーサー貸そうか??