セントラル・リーグ 究極のエース対決を前に

2020年09月08日 | ドラネタ
大野雄大#22(31)現在ドラゴンズのエースにふさわしい活躍は言うまでもない。5連続完投勝利2連続完封勝利中だ。

2018年11月に時を巻き戻してみた。
この年ドラゴンズは5位と不本意な成績により監督以下首脳陣を一新し与田新体制が発表された。秋季キャンプのある日のこと。
ナゴヤ球場で投手陣を集めピッチング練習を見守る門倉2軍ピッチングコーチにドラ番記者が取材した内容がラジオから流れた日のことを思い出した。

大野は開幕ローテーション入りが出来ず、6試合先発、0勝3敗、防御率8.56に終った。オフには減額制限一杯の25%ダウンとなる年俸6000万円で契約更改した
巻き返しを図りたい大野は精力的にピッチング練習する中を見守っていた門倉コーチは以下の様に分析した。

門倉=
「あいつは、せっかちである。そして投げ方が楽しすぎである」
ドラ番記者=
「何故か?」
門倉=
「多分理由としては、結果を求めすぎるのが強い。だから、しっかり粘ってボールを最後まで持って投げ込むのではなくて、自分のボールが何処に行くのかを早く見たいからどんどん前に突っ込んでいってしまう。体が開いてしまう。もっと下半身で粘っていくピッチングが出来たら結果は付いてくると思う。」
ドラ番記者=
「それをどの様に大野投手に伝えたのか?」
門倉=
「10センチでもいいから壁があると思って横に動く。その10センチの壁に向かってちょっと体を委ねるようにして我慢してごらん。」
「とにかく壁を作れ、とにかく待て!ではなく、薄い壁でいい。その薄い壁が一瞬あると思ってちょっと我慢をする。そのちょっとが大野は分かっている様で分かってない。」
大野=
「それがあると言われたら、何かちょっと分かるような気がしたんですよね。
これがすっと体に落ちて、今はそれを体で体現している状況にある。」

いわゆる良く言う〝溜め〟がないということ。

大野=
「それに関しては、岩瀬さんからも言われたんです」
ドラ番記者=
「左投手なので、右足を上げて左足1本立ちから前への体重移動となるが、その体重移動が少し早い。そこで1テンポ溜めが欲しいと、門倉コーチは大野のお尻を持って前へ行くのを我慢させたりしていた。
大野自身はフォームの欠陥の意識はなかったが、岩瀬さんから言わせると
「昔は溜めがあった。」その溜めが今の大野にはないとずっと言っていた。」

色々なアドバイスを頂き課題を克服した大野は2019年シーズン、見事に復活を果たした。
25試合先発登板 9勝8敗 2完封2完投
防御率2.58で最優秀防御率賞 9/14阪神戦においてノーヒットノーランを達成している。

そして2020年、完全に復活した大野雄が今日いよいよセントラルリーグ究極のエース対決に挑む。
讀賣・菅野は今シーズン負けなしの9連勝中。
1974年、我らがドラゴンズは讀賣のV10を阻止。
2020年、我らが大野雄大は菅野の10連勝を阻止する。
そして、私は今シーズン観戦9連勝中!
V10観戦させて頂きます。(笑)

ドラゴンズファン、ジャイアンツファンだけでなく、今日ここナゴヤドームは野球ファンの注目のゲームとなるはずです。





ドラゴンズの野手陣も戦闘態勢は整った。
頑張れ大野雄大!
頑張れドラゴンズ!

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