雨の中を歩きたいなぁと思い、出かけました。
猫の死体に二度も遭遇してしまいました。一匹は少し小さめの猫でした。(子猫というほど小さくはない。)
作家さんのホームページで、日記を楽しみに読ませてもらっているところが五つあります。(五人います。)
五人とも過去の日記は読破しました。(読破って、なんか大げさ)
五人ともわたしは大すきな作家さんです。その中の二人、M先生とS先生としておきます。
リアルタイムではなく、過去の日記を読んでいる時でした。
M先生はS先生の日記を読まれたようで、たいそうご立腹なさっておりました。名前は伏せてあったのですが、読んでいるうちに、もしかして? ひょっとして? と思い、最後にイニシャルで「S先生」とあったので、確信しました。
M先生がお怒りになっていたのは、日記の中の「猫煎餅」という言葉に対してです。猫好きな人なので。
「(S先生は)犬好きみたいだけれど『犬煎餅』とか書かれたらどうなんだろう?」とありました。(文は正確ではないかもしれませんが、こんな感じ。)
うーん……そうか……。S先生のその日記は読んだことがあるけれど、わたしはなんとも思わずにさらっと読み流してしまっていました。
M先生の日記には「S先生の本を読むことは絶対にないだろう。読んだとしても『猫煎餅』とか言っていた人が書いた本なのか、と思うだけだ」というようなことが書かれていて、最後に「作家はうかつなことを日記に書けませんね。ねぇ、S先生!」と締めてありました。(くどいようですが、文意がこうだったということで正確ではないかも。)
S先生の本、おもしろいのになぁ……。いい人だと思うんだけどなぁ。悪気があって書いたわけではないし……。「書く」って難しいなぁ……。
でも、わたしもある作家がよその作家の掲示板に書いた文章を読んで「こいつの書いた本を読むことは絶対にない! ホームページだって絶対見ない!」と思ったことがあります。
掲示板なので流れてしまったけれど、わたしの記憶にはしっかりと刻まれています。きっと消えることはないでしょう。
仮にX先生とします。X先生は自分自身のホームページのキリ番プレゼントに、著書をプレゼントしています。で、プレゼントした後、友人らしい作家の掲示板で、キリ番プレゼントはこの掲示板に集っている人にあげたかったと書いていました。
思ってもいいけど、そんなこと書くなよ! と、わたしは思ったのでした。
で、こうなりゃ意地でもキリ番をとって、その後その掲示板に「い~ら~な~い~。この掲示板に集っている人に権利をお譲りします。いやいやプレゼントしてもらってもわたしはちーっともうれしくないので」と、その掲示板に書き込んでやりたいと思ったのでした。
(その掲示板に書き込みしたことは一度もないのですが。)
思ったけど、しません。そんなヒマ人じゃないし。ヒマだったとしても、そんなことに時間もエネルギーも使いたくはありません。
X先生とは(X先生の本とも)、わたしの人生で交わることはないでしょう。少くとも、わたしから近づいていくことはありえません。
わたしに本をキリ番プレゼントして下さった作家さんは、どうかよそでそんなこと書いていませんように……!
もし書いていたとしても、わたしが目にすることはありませんように……!
でも、もし書いていたとして、目にしてしまったら……その現実を受け入れます。
で、わたしはだいじょうぶなのだろうか……? (作家じゃないけど……。)