カモミール

ずいぶん前、旅行先にたしか150円で、カモミール（ハーブです。）を乾燥させただけの入浴剤が売っていました。１回分です。他にもバラなどがあり、一つずつ買ってみました。
家に帰って来てそれを使うと、お風呂中、カモミールの香りでいっぱいになりました。
カモミールは林檎のような香りだと書かれている本を何冊も見ました。カモミールは林檎の香りだと書かれていることが多いけれど、どうなんでしょう。そうは思えませんと書いている人も何人もいました。
カモミールはローマン、ジャーマン、精油ではわたしは見たことがないけれどダイヤーズカモミールとかいろいろ種類があるようなので、香りもいろいろあるんじゃないかと思っていました。
カモミールの匂いを林檎のようだと思ったことはわたしも一度もなかったけれど、その時、湯気まで浴室中に充満していたのは、甘酸っぱい林檎の香りでした。
これはすごい！　と、同じ商品が売られているのを見つけ、買ってみましたが、同じことは二度と起きませんでした。お湯に香りが付くくらい。

たぶん、ワインや果物や野菜と同じで、採れる場所や年によって、かなり違ったりするのでしょう。
いつだったか、紅茶メーカーに勤めるブレンダーさんが、「美味しい紅茶をブレンドするのは難しいことではありません。毎年、同じ味にブレンドしなくてはならないことが難しいです」と、言っていました。

パチュリー

アロマテラピーで使う精油に、パチュリーというのがあります。著しく好感度の低い香りのようですが、わたしにはうっとりする香りでした。（でも、今はふつう。）
ある本に「墨のようなぞっとする匂い」とあり、なんだかひどいなぁと思いました。

小麦胚芽オイルも特有の匂いがあり、「臭い」と言われることが多いようだけれど、わたしには香ばしい、すきな匂いでした。

（でも、「春の女神」は誰が嗅いでも「春の女神」だったと思います。）