urauranus(ゆり)のあけてびっくりおもちゃ箱

「枡野浩一のかんたん短歌blog」にトラックバックで投稿するためのblogでしたが…??? 日々の記録……記憶。

地下鉄で見た人々

2009-12-05 17:17:17 | Weblog
時々、地下鉄に乗ります。
数か月前、平針へ行く途中でした。
12時過ぎ、ホームへ降りていくと、電車は行ってしまったばかりなのか、人の姿はありませんでした。電車を待っていると、二十歳くらいの女の子が携帯で話しながら、エスカレーターを降りて来ました。
「私、今日、デリバリーなんです」
えっ。
デリバリーって?
「店の車で、店の近くをいろいろ周るんです」
「今、公共交通機関なんですよぉ」
誰と話してんの?
デリバリーって、ピザじゃないことはわかる。
話してる相手は、客? 自分でお客取ってるの? 携帯で?
とってもバカっぽいとか、とっても下品な化粧や恰好をしてるとか、そういうことはなく、ふつうの女の子な感じだった。
そして、話しながら、階段を上がって戻って行った。

別の日、夕方、平針から地下鉄に乗って、座って目を閉じていました。
途中の駅で扉が開くと、がやがやと声がして、たくさんの男子学生が乗ってきました。
制服姿ではなく、大学生か専門学校生かなという感じ。
また、目をつむっていたら、
「ピッキングができるといいよ。生活に困らん」
「そうそう、いいよね」
は?
ピッキングって?
前に、「私はパートでピッキングの仕事をしています」という人がいたけど、それとはちがうでしょ?
これは、空き巣のピッキングでしょ?
あんたたち、泥棒なの?
恐いから(?)見たくないから(?)ずっと目はつむっていた。

何年も前、午後3時半くらいだったと思うけど、金山駅で乗り換えの電車を待っていた。
わたしの前には、小学生(わからないけど、二年生くらい?)の男の子とお母さんが立っていた。
男の子は、元気に
「今日、学校で面白い詩、読んだよ。かばんに入ってる」
お母さんは、男の子の背負っていたランドセルではない学校指定のかばんから、プリントを出した。それから、向かいのホームを見て
「○○君もプリント持ってるよ」と言って、手を振り合っていた。
ええーっ、それは、どんな面白い詩なんだい?
気になるから、不審に思われない程度にこっそり見ると
「かばの歌 谷川俊太郎 さかさまから読んでね」と読めた。
さかさまから読んでね? 後ろから読むってこと???
どういうこと? と思ったら、電車が来てしまった。
気になる。かばの歌……。
その頃、ネットで検索したらわかるかなぁ? と思ったけど、わからなかった。
今もわからない。

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警察官

2009-12-05 12:34:56 | Weblog
昔、図書館で、黒地に大きく『仕事 Professional 』とある表紙の本を手に取った。
ソフトカバーでフィルムコートがしてあって、手垢感たっぷりであんまりさわりたくないような本だったのだけれど、借りた。
20代~90代までの(たしか10代はなかった気がする)いろいろな職業の人たちにライターが取材して書いたもので、小口には年代ごとに辞書のように印があった。
警察官は四人くらい載っていて(よく憶えてないけど、二人は交番勤務の人だったかな?)、同じ職業でも年代が違ったり、同じ年代でも人によって様々だとわかった。
が、共通していたのは、「市民を守りたい」とか言っていて、わたしはびっくりした。
「市民を守りたい」なんて、わたしは1ミクロンも思ったことがない。
ほんとにそう思ってんの? 悪いけど、警察官に守られてるなんて感じたことは今まで生きてきて、1ミクロンもないし、これから先もそんな風に思うことは絶対にないと断言できる。
それまでわたしは、警察官なんてのは、国家権力の笠を着たい人たちだと思っていたので、へええええ~? だった。
20代のAV女優は、
「私、飲みに行ったりして、なにやってるの? って聞かれると、隠したりしない性格なのでAV女優って答えると、みんなすぐにやらせてくれると思うのか、口説いてくるんですけど、私のことを気に入ってもらえたのなら、私のビデオを買って楽しんでくださいって言うんです」
へぇえええ、AVってついてるけど、本人の意識は「女優」なのね……。
裏ビデオを作っているという男も載っていた。
「きっかけは、本業の印刷会社の資金繰りに困って、手っとり早くお金を作りたかったんです。うちのは本物みたいだって評判がいいんです。そこは、こだわって作ってるんです」
90代は一人、ちんどん屋。
「今は、パチンコ屋の開店の時くらいしか仕事がないし、跡を継いでくれる人もいないし……」
跡取り、ほしいのか……。

一昔前まで(二昔前か?)、自転車の鍵はほぼすべて前輪に付いているタイプだった。
だけど、わたしは落としたり失くしたり、そのタイプだと鍵そのものを取り換えるのが大変なので、後輪のサドルの近くに取り付けるタイプのものと、前輪にはワイヤータイプの鍵を使っていた。それだと、乗っている時には、鍵は見えない。
ある日、自転車に乗っていると、警察官に鍵が付いてない! と呼び止められ、鍵を付けるように言われるが、付いてます! 二ヶ所付けろと言われて、ワイヤーも見せた。
急いでるのに、とっても迷惑だった。二ヶ所、付けてます!!
「わたしはねぇ、いろんな鍵をいろいろ試して、自分の性格と照らし合わせて、ポリシー持ってこの鍵を選んどるんじゃ。お前にとやかく言われる筋合いはない!」と言いたかったが、言わなかった。

数年前、自転車で走ってたら、名古屋駅近くの笹島交差点のところで、突然、警察官に自転車から下りろと言われ、黙って下りた。
その男は、電話をかけて、防犯登録のナンバーを見て伝え、名前とかも聞かれたような気がする。よく憶えてないが、いきなり自転車泥棒扱いされて、大変不愉快だったことは忘れない。
「行ってもいい」とか言われて立ち去ったが、このムカムカを関係ない人や物に八つ当たりするのは間違っていると思ったので、引き返して、「税金泥棒」と周りの人に聞こえるくらいの大きな声で言った。
信号は赤だったので青になるのを待っていたが、何も言ってはこなかった。(きっと当たってるだけに、何も言い返せなかったんだろう。)
後で、これからは
「警察手帳見せて。本当に警察官? 偽警察官じゃないですよね」と言って、それからその場で110番して、「そういう警察官は本当にいるんですか? 今、自転車泥棒扱いされていて、ちょっとこの対応はおかしいんじゃないんですか? ちゃんと教育してください」と言おうと決めた。が、きっとそんなことするだけ時間とエネルギーの無駄。
今後、二度と警察官には会わないよう祈るだけ。
それからしばらくして、自転車で走ってたら、自転車に乗った警察官が横に来て
「お母さん、ナンタラカンタラ(憶えてない)」と、わたしに言ったのだけれど、
お母さん? お母さん? お母さん?
その時、30過ぎくらいだったけど、お母さんじゃないし、その警察官はどう見てもわたしと似たような年代で、「お前に、お母さんなどと言われる筋合いはない!!!」と言いたかったが、言わなかった。
んー、このアンパンマンベルがいけないのかな……。

警察官は一般常識を身に付けて下さい。そして、この世界から、少なくともわたしの世界から消えて下さい。わたし(たち)の税金で食べさせてやってるのに、えらそうにするな、勘違いするな、何の役にも立ってない警察官はリストラされろ、ホームレスにでもなっちまえ。

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