urauranus(ゆり)のあけてびっくりおもちゃ箱

「枡野浩一のかんたん短歌blog」にトラックバックで投稿するためのblogでしたが…??? 日々の記録……記憶。

和紙?

2014-11-02 03:25:28 | Weblog
和紙、日本の手漉き和紙技術がユネスコの無形文化遺産に登録されるそうで、日本人でも興味ない知らない人もいると思うので、もっと知ってほしいと思う。
登録対象は、本美濃紙(岐阜県)、細川紙(埼玉県)、石州半紙(島根県)だそうだけど、紙漉きはもっと全国でいろいろやっていると思う。わたしは、細川紙も石州半紙もまったく聞いたことがなかった。
日展で賞をもらっているような作家さんの絵漉きの作品を、もらったのだけれど売りたい、ちぎり絵と、ネットで書いている人がいて、ちぎり絵じゃあないよー! と思ったけど、興味ない人にはどうでもいいことなのかもしれない。
わたしもやってみるまで知らなかったけど、スポイドで色を落として絵を作っていくんだよ、ものすごい手間と時間がかかってるんだよ。
でもまぁ、紙漉きの木枠持ってゆすってる職人さんを見たことはあっても、絵漉きは見たことのない人が多いのかもしれない。
小原村(愛知県)の和紙のふるさとというところのわくわく塾で絵漉きを教えてもらった。講師は地元の作家さん。その後、和紙のふるさとで職員さんに教えてもらって絵漉きをやった。作家さんとはまたちょっとやり方が違うかもしれないですがとか言っていて、まぁ作家さんもいろいろ人それぞれでみんな自分のやり方が、経験に基づいてあるんだと思う。
で、濡れている状態と乾いた時とでは、結構色が違っていて、乾かしてみないと分からない。職員さんに「ちょっと脱水機で乾かしてみますか?」と言われ、あっという間に乾かいた。こういう色になるんだ。
「作家さんは自然乾燥にこだわって、脱水機は使わないんです」と教えてくれた。
どれだけ違うのか、きっととっても微妙で、分からないくらいじゃないか? としか思えない。そんなヒマじゃあないんです。作家さんは専業で時間たっぷりあるかもしれないけど、と思っちゃったよ。でも、こだわらない人は、作家にはなれない気がする。見る人が見れば、分かるのかもね。
九月に京都国立近代美術館へホイッスラー展を見に行った。見る前に講演会を聞いた。
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー(1834-1903)
講師はパトリシア・ド・モントフォールト、グラスゴー大学文化芸術学部 美術史講師
講演の後の質問コーナーで、
「(キャプション? というの?)Japanese paper とあるのは和紙のことですか? それとも和紙ではない日本の紙ですか? 日本語では紙としか書かれてなかったんですが」というのがあって
「それは同僚に聞いてみないと分かりません」と答えていた(と思う)。
版画だったか絵だったか忘れちゃったよ。ホイッスラーが大好きとか、版画が大好きって訳ではなく、たまたま見に行って聞いたの。ホントは植物園に行く予定だったんだけど、九月はまだ日差しがきついかなぁ、日焼けしたくないなぁと思ったり、朝になったら雨がぱらっときそうな気もしたので天気は関係なく楽しめそうなところを探して、ホイッスラー展に行ってみた。前日に行きたいところは全部行ったので。
和紙は、洋紙よりも寿命が長いとは聞いたことがあって何百年(?)も持つと。絵の修復に裏に和紙を使っているともテレビで見たことある気がするんだけど。
八月に、紙の温度で社長さん? の「世界と日本の手漉き紙」というお話があった。夏休みだから自由研究に(?)子ども向けにと思っていたらしいけれど、大人ばかり来ていた。一人小学生の女の子がお母さんと来ていたかも。
何人かいろんな国から外国人が日本に紙漉きの修行に来て、国に帰って紙を漉いているという人の話も話もあって、一人は福井(だったかな? 日本海の方だった気がする。うろ覚え)で修行して今、オランダ(だったかなぁ? 違うかも)で和紙を漉いてヨーロッパの美術館に売っていると言っていた。
十月、紙の温度のギャラリーで「千変万化、和紙が生み出す墨色の美しさ」をやっていて、講演もあった。和紙文化研究会会員・松窗印社会員 日野楠雄先生。
実演(?)もあって、墨すり機というのをはじめて見た。各県、いろんな産地の和紙に墨で書いて、滲み具合が違うとか似ているとか、パターンがこういのとかこういうのとあって……とか。使う水も水道水と硬度の高いものと低いものと三種類でこんなに違うとか。きちんとデータにしてあった。
英語には滲みという言葉はなく、汚れになってしまうけど、こういう作品(絵)があるので、表現としてはあるのだと思う、とか。
うろ覚えなのになぜこんなに長々と書いたかというと、十一月九日に名古屋ボストン美術館で、リダクション、リノカット 彫りながら色を変え刷りすすめる不思議な一版多色法 パブロ・ピカソお得意の技法 というのを聞きに行きたかったんだけど行けないから、誰か行ってこんなお話だったって、誰かblog に書いて下さい、というお願いです。
今見たら、申し込み締め切りは十一月一日になってるけど、延長しました、電話で問い合わせて下さいって。お願いしまーす!
「ミラクルバナナ」という映画のエキストラに昔行って、映画を見ても、どこにもわたしはいないけど、でもエキストラもクレジットに名前を載せてくれるとかいうので試写会で確認しようと思ったんだけど、会場が冷房で寒くて寒くてお手洗いにいくのを我慢して我慢して、あともう少しだと思うんだけど~と思いながら、これ以上は無理だとお手洗いへ。
名前は確認できなかった。バナナの木から紙を作ろう~! ってお話だったかな?

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