秋田市文化団体連盟主催の「第59回秋田市芸術祭 古典芸能のつどい」が秋田市文化会館で開催され、筝曲、篠笛、清元、長唄、常磐津、尺八、地唄などの団体による発表が行われた。今月初め、うれしいことに、篠笛奏者で『連々篠歌会』会主の小泉篠歌さんから招待券が届いていた。
実は、こうした古典芸能の公演会に出かけるのは初めてで、自分がどう反応するのか未知であった。が、いざ公演が始まると演奏と踊りの世界に入り込んでいた。出掛ける前に思っていた単調さ?とは異なり、それぞれの演目は奥行きがあり”動”の世界であった。不思議なくらい引き込まれてしまった。長唄も常磐津も清元も小説の世界では名前くらい知ってはいるものの(テレビ放送を除い)その実演を観たことはなかっただけに、思うこと多々。
篠笛の演奏は勿論初めて。祭りで聞く笛の音とはちょっと異なった音のようでもあった。口元から出た息が”唄口”の切り口にぶつかってかすれるような柔らかくもある音を奏でていた。
もっとこうした機会を持たなければ・・・。
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